量子コンピュータ入門(第2版)

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¥2,750
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量子コンピュータ入門(第2版)

  • 著者名:宮野健次郎/古澤明
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 日本評論社(2023/04発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784535788053

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

31
量子コンピュータの入門書。学部学生1年目ぐらいを対象にしているけれど、概念を腑に落ちるところまで理解するにはあまりに古典コンピュータに汚染されすぎているのと数学的素養が足りなすぎるというところで泣けてくる。Qubitの振る舞いの謎加減(trueとfalseとnilなのか?って言えばそう考えちゃうようじゃいけないのは分かる程度の理解度(死)。最後の付録のFFTの量子コンピュータ的解法の解説を読んで絶望する(笑)。2016/06/19

オザマチ

13
量子ゲート方式の量子コンピュータの入門書。量子力学の簡単な所を解説した後、旧来の電子計算機のAND回路やNOT回路に相当する量子ゲートの解説に進み、それらによっていくつか具体的な問題を解く方法を解説していく。量子ゲートで問題が解けることはなんとなく理解したが、電子計算機は汎用的なハードウェアにプログラムで命令することで問題を解くことに対し、量子コンピュータのプログラミングはどうやるのかという疑問が残った。また、計算機ハードウェアの基礎を前提として知らないと、理解が難しい内容だと思う。演習問題と解答付き。2018/01/13

やす

6
量子アルゴリズムのショアのアルゴリズムについて詳しく解説されていた。3冊目でようやく巡り合えた幸せ。IBM Qのサイトとかに解説のってるけどまったく足りていないことがよく分かった。因数分解を量子でやるにはまだまだ量子ビットが足りないので因数分解の困難による暗号はしばらく安心である。本から離れるが、量子ビットの解説は物理量子ビットの解説であってエラーフリーとなる論理量子ビットには1000ほどの物理量子ビットが必要、ショアのアルゴリズムを有意に解くためには2000論理量子ビットが必要とのこと。まだ物理で2桁。2020/04/10

好奇心の横断歩道を渡る!

4
5章の位数計算まで。前書きに「量子力学はもとより線形代数の知識もほとんどない(大学に)入学したばかりの学生が、講義を聴くだけで理解できるように特に配慮し」と書いてある。確かにとても丁寧な説明だと思う。ただ、途中の式変形を一つ一つ追っていくと、スラスラ読み進めるものではなかった。数学ができる人は余裕なのかな。自分にその手の才能がないことを恨むばかり。量子ゲート方式の物理的背景を知るにはとても良い本だと思う。あと、”途中よくわからなくても、2ページ先まで読むと分かる”ってパターンが何回かあった。2019/09/02

牛タン

2
パズルを解いていくようで面白かった。パウリ行列の計算さえできれば数式も全部追える。お馴染みの(?)古澤マジックでこちらが脳味噌を使わなくていいように書かれているのでバチクソにわかりやすくギュインギュイン脳味噌に「届いてる」感じがした。エンタングルメント、波束の収縮を使いながら効率的に計算できますね〜っていう古澤さんのメッセージが物理学科落ちこぼれだったぼくにもちゃんと伝わってきたよ。でももうちょっと量子アニーラーちゃんに優しくしてあげてもいいんじゃないかな2021/01/22

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