竹書房怪談文庫<br> 煙鳥怪奇録 足を喰らう女

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竹書房怪談文庫
煙鳥怪奇録 足を喰らう女

  • ISBN:9784801935211

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内容説明

「私、足を食べるんです」
足が痛いとマッサージ店にやってきた客の奇妙な告白。
呪術師になるための修行だと言うが…
「足を喰らう女」より

奇怪な事件の発端から徐々に立ち現れる巨大な闇。
足掛け五年に及ぶ取材の全記録、解禁!


膨大な数の怪異を取材し、ネット配信でその恐怖を語り続ける男・煙鳥。
彼の取材録を二人の怪談作家が紐解き、再取材する異色の実話怪談集。
・足の痛みを訴えてマッサージ店に来た女性、呪術師になるために足を食べているからと言うのだが…「足を喰らう女」
・小学生時代繰り返し見ていた奇妙な夢。
浴槽の蓋が内側から開いていくのを見ている夢なのだが、後年怖ろしい事実が…「見知らぬ風呂場」
・作業療法士が準備をしている間、突如待合室から消えた患者。
見つかったのは立入禁止のとあるエリアで、しかも驚くべき証言が…「ここで待ってて」
・父と虫取りに入った山で何度も遭遇する母子の姿。すると父の様子がおかしくなり…「採集の夜」

他、全21話収録!
奇怪すぎる実話、その因縁の一部始終がいま明らかになる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

64
『煙鳥怪奇録』シリーズ三冊目である。普段、実話系はともかく実話怪談はあまり手には取らないのだが、煙鳥の話は興味深く読んでいる。夏に読んでいるので「怪談の夏、煙鳥の夏」であるが、今回は奇妙な物語風の話が多かったように感じた。最初、表題の“足を喰らう…”に厭なイメージを抱いて読み始めたが、その話自体は全体の締めくくりとして最後に語られ、その結末の意外さに怖さより、哀れを感じてしまった。2023/07/04

あたびー

40
ドハマリして次々煙鳥怪奇録を読み四冊目(順番めちゃくちゃ😆)。表題は一体なんの事だろうとすごく気になりました。したっけ、こういうことだったのだ。なんだか、最初の印象とは違って悲しい話でした。煙鳥さんの語る怪談について他の人達と議論する場面がいくつかありますが、ワイワイしていて楽しそう。2024/08/20

佐倉

18
個人経営のマッサージサロンにやってきた謎の女性。呪術師の修行中と語る彼女に付きまとわれる体験談『足を喰らう女』。やはり煙鳥氏の語りだとある程度の長さがあるエピソードが特に楽しい。考察パートのワクワク感と言えばいいのか。洒落怖的な、出来事が進行するのを見守る感覚が味わえる一篇。一話完結型ではちょっと変わったこっくりさんの『分身さん』雑音の中に「ん?」となる違和感が混じる『雪夜の声音』奇妙な夢と現実の一致の『見知らぬ風呂場』が気味悪くて面白かった。『ダイブ!』のようなオチに投げやり感のある話も健在。2023/05/07

燃え尽きタコ

14
表題の『足を喰らう女』の終盤が絶妙な後味でいい。2024/12/22

うさっち

11
「足を喰らう女」ストーカーみたいで別な意味で怖かった。「寝言アプリ」自分なら変なこと言ってたら怖いから使おうと思わない。2024/09/13

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