内容説明
中国当局が危険とみなした言論はどのように抹殺されていくのか――コロナ禍、大きな話題となった『武漢日記』を軸に、その知られざる実態を詳細に記録した衝撃のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
24
方方は皆に日記を書くよう勧める。多くの武漢日記があって良い。そうすれば、もっと様々な改善点に気づけるからだ。しかし中国政府のやり方は真逆だった。天安門事件の時も、香港民主化運動弾圧の時も、常に中国為政者側の態度は変わらなかった。当時アメリカの大統領も褒められたものではなかった。マスクを外して集会に出席し、自身や家族が感染した。ウィルスの事をチャイナウイルスと呼び、無駄に中国との間に緊張感を生んだ。自国の失策から目を逸らすために、他者に矛先を向けたわけで、結局自身が攻撃していた中国と同じことをやっている。2023/02/28
ののまる
9
行きすぎた中国の愛国教育は、いつか何かで大爆発すると思うが、それが自分たち(共産党政府)に返ってきたときにどうするのかな。悪意とヘイトとナショナリズムが渦巻くSNSと、自由に意見を表明できない現在の中国において、それでも声をあげる人々の存在が示される最後のエピローグに救われる。2024/03/09
takao
4
ふむ2023/06/23
Nomsan
1
2020年初頭の武漢ロックダウンの様子を記録した方方『武漢日記』(もとはウェブ日記)の英語版訳者が記録した、同書と著者と自分自身をめぐって生じた出来事が詳細に記され、分析されている。当局による情報統制の様子や進め方、一部の者による著者や訳者への圧力、日記への誹謗の様子などを知ることができる。 一流研究者の情報記録と分析の力に圧倒された。2023/08/31
たま
1
確かに。しからば根本、どこから。2023/05/12




