内容説明
IT分野と軍事・航空・鉄道につよいテクニカルライター・井上孝司が、総合ニュースサイト『マイナビニュース』で2013年から手掛けてきた、軍事における情報通信技術をわかりやすく語る好評連載「軍事とIT」。本書は、連載で扱われてきた様々なお話をテーマ別に選んで再編集し、「わかりやすい防衛テクノロジー」と題してシリーズ展開するものだ。
シリーズ1冊目は『F-35とステルス』。航空技術というハードの視点からだけでは知り得ない、最新鋭戦闘機F-35の強さの真髄。日本の次期戦闘機開発で、もっとも注視すべきソフトウェアの役割。これらを丁寧に解き明かしてゆく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つわぶき
6
「第5世代戦闘機の本質は、ネットワーク化された相対的な状況認識の優越」にある。F-35のステルス性、光学センサー、データリンクは全てこれを実現して「先制発見、先制攻撃」をするための技術が詰まっていると言える。本書はその様なF-35を技術的に解説するだけでなく、ステルス機の制作や各種技術、カウンターステルス技術、艦艇に用いられるステルス技術についても言及している。因みに、これらステルス性について、平時は隠蔽又は事故防止の観点からレーダーリフレクター(レーダー波をわざと反射させる装置)を装着しているそうだ。2025/06/18
ちゃーりー
5
航空自衛隊のWebサイトによると、戦闘機としては、F-35A、F-15J、およびF-2A/Bが配備されている、という。本書は、そのF-35における、特にデータリンクによる情報処理能力の高さに注目。その能力の裏側では、膨大なテストを繰り返してきたはず、という着眼点は、マイクロソフトに勤務していた著者ならでは。巻末は、ステルス技術を用いた、艦船を紹介。2023/07/18
F4ふぁんとむ
4
これまであまりなかった切り口のミリタリー本。とてもわかり易い。こういうのが読みたかった。2023/08/05
ゼロ投資大学
1
最新鋭ステルス戦闘機のF-35は、センサー能力、ネットワーク能力、そして情報処理能力の相乗という観点では世界の最先端を走る。ステルス技術は開発された当初から戦場における重要な技術として注目を集めた。ステルス技術に対抗する技術の開発も行われて、技術力は向上している。2024/08/12
Worldさん
1
軽快な文章は変わらなくて読見応えがある。何回も読まんとあかん本でしっかり技術本なので全然頭に入らんな。2024/05/21
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