海峡を越えた怪物 ~ロッテ創業者・重光武雄の日韓戦後秘史~

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海峡を越えた怪物 ~ロッテ創業者・重光武雄の日韓戦後秘史~

  • 著者名:西崎伸彦【著】
  • 価格 ¥2,178(本体¥1,980)
  • 小学館(2023/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093801263

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内容説明

週刊文春元トップ記者が描く日韓戦後秘史!

「シン」と「重光」――二つの名前を使い分け、男は日韓の運命を動かすフィクサーとなった。
週刊文春元トップ記者が圧倒的取材で描く重厚ノンフィクション。週刊ポストの衝撃連載「シンと重光」が、大幅加筆されついに書籍化。

昭和の妖怪・岸信介、韓国大統領・朴正熙、東声会・町井久之、KCIA・李厚洛・・・・・・。八十三円を握りしめ、船で日本海を渡った男は、なぜ巨大な人脈と富を手に入れられたのか。
日韓にまたがる巨大財閥・ロッテの創業者、重光武雄。その生涯を「表」の栄光だけでなく、これまで多く語られることのなかった「裏」の政財界人脈からも炙り出す。

<主な内容>
序章 日韓をつないだ政商の「血と骨」
第一章 八十三円を握りしめて
第二章 「シン」と「重光」のはざまで
第三章 チューインガム戦争と政界工作
第四章 母国への帰還
第五章 ロッテオリオンズ誕生と岸信介
第六章 KCIAとの太いパイプ
第七章 日本海を股にかけて
第八章 繁栄の代償
第九章 兄弟の亀裂と悲しき晩年
終章 政商から「日韓の架け橋」へ

(底本 2023年4月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

27
お口の恋人ロッテの創業者評伝。昭和16年春、朝鮮から所持金83円で日本にやってきた文学青年辛格浩が一代で築き上げた大企業ロッテ。社名は「若きウェルテルの悩み」のヒロインシャルロッテからなんだって。戦後の混乱期に企業、ガムとチョコで成功して球団ももって、韓国でもさらにホテルや球団やレジャーランドで財閥に。会社の発展話や日本韓国双方での政界工作、息子2人の泥沼お家騒動等々、濃ゆい人生すぎるので圧倒的にページ数が足りん。もっとふか〜く読みたかった。韓国のあの「辛ラーメン」はロッテ創業者の弟が作った会社だそうよ!2024/08/03

ひねもすのたり

13
ロッテの創業者である重光武雄の一代記に日韓関係の裏面史を絡めたノンフィクション。 私が物心がついたころロッテの監督は金田正一。「クールミントガム」「ガーナミルクチョコ」「イタリアーノ」は当たり前のようにあって、錦糸町の駅前にはロッテ会館が聳えていました。森永や明治と並ぶ存在でしたが、実はわずか83円を握りしめて玄界灘を渡った創業者が一代で築き上げた新興企業だったことを面白く読みました。 もうひとつの日韓裏面史ですが若い読者はどれだけついてこられるのか?一代記に絞って掘り下げた方が良かったかも・・★3.52024/04/27

荒川ながれ

8
2023/4/29初版 小学館 2,200円+税 ロッテの創業者重光武雄評伝。昭和16年春、朝鮮から所持金83円で日本にやってきた辛格浩が一代で築き上げた大企業ロッテ。戦後の混乱期からガム・チョコで成功し、プロ野球球団ももって、韓国でもさらにホテルや球団やレジャーランドで財閥に。会社の発展話や日本韓国双方での政界工作。日韓戦後政治史そのもの。息子2人の泥沼、お家騒動。37歳下の愛人。韓国の「辛ラーメン」はロッテ創業者の弟。「雪見だいふく」は武雄のアイデア。現在は創業家の影響を弱めているよう。まあまあ。2025/02/21

るるどん

5
☆5 立身出世とその後の苦難、めちゃくちゃ面白い。是非ドラマ化して欲しい。出来れば日韓平和条約の裏面史も知りたい。岸信夫ー重光ー分鮮明ー朴正煕の関係とか。2025/02/01

ゆうろう

5
日韓関係史には以前から興味があり、ここ数年訪韓時の定宿となった居心地の良いロッテホテルから、同財閥を知りたいと思い手に取った。創業者の重光武雄は、確かにそれほどマスコミには登場しなかった気がする。一方で、日本→岸信介、佐藤栄作、福田赳夫、中曽根康弘、竹下登他、韓国→歴代大統領や情報機関トップとこれほどまで関係を持っていたとは…。だからこそ、あそこまでの大財閥に成長したんだろうな。晩年の自己の兄弟、息子といった近親者との関係は、どこか薄幸な印象だ。巨万の富は築いたろうが、果たして真に幸せな一生だったのか❓2024/12/01

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