内容説明
数学って……
「何が面白いの?」「何の役に立つの?」
「世の中でどう使われてるの?」
そんなギモンに数学専攻の東大クイズ王が答えます!
・横綱が69連勝する確率はどれくらい?
・「メガ盛り」と「ギガ盛り」、大きいのはどっち?
・論理的思考が身につく「対偶法」
・数学で大金持ちに!?「複利」の法則
・個人情報は「素因数分解」で守られている
・桜の開花予測を支える「微分積分」
・選挙の当選確実はなぜ「0秒」で出せるのか?
・戦争を「暗号解読」で終結させた男 …etc.
一度ハマると抜け出せない
美しくて、楽しくて、深い
「数学の世界」へようこそ!
本書は3歳の頃から「数学沼」にどっぷりハマってきた鶴崎さんが、
数学や数字の「美しさ・楽しさ・深さ」について語り尽くした一冊です。
数学にコンプレックスがある人から、数学クラスタの人まで、
”面白くって役に立つ”「数学の世界」に足を踏み入れてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punyon
45
元東大王鶴ちゃんの本。正直、わかりやすいが面白…くはない(笑)学生時代、物理や化学は大好きだったが、数学は自分が何を計算しているのか、全くピンとこなかった。が、本書で確立や二分探索に引き付けられ、微積分の話にノッてきた。そっか電子体温計が30秒で熱を測れるのは微分かぁ、サクラの開花予想が積分かぁ 😊すっかり目から鱗である。応用が効かないこちらが悪いのだが、こういう話を先に聴かせてくれたなら、もっと真面目に数学を勉強したのに…って、今だから言える事だけど(笑)計算力と数学力は違う、ウンウンごもっとも 2023/08/11
Take@磨穿鉄靴
39
数学のプールでバタ足の練習をしている私にも読めた。現在数学Ⅲの微分に取り組んでいるけどなかなか進めない。他の単元の復習に戻ったりしてそこでの課題がまた出て…。来年は準一級に挑戦するので数学Ⅲ分野の微積分は必修なのに。まだ沼にはハマってないけど多分死ぬまで数学のプールには浸かっていると思う。もっとみんなとカジュアルに数学を楽しみたい。こういう本を楽しむ人が増えたらうれしい。数学の沼に沈んでみたい。★★★☆☆2023/06/29
たか厨
23
2023年4月刊。この筆者の本は初読み。筆者はクイズ番組『東大王』で、初代東大王に輝いた人物。その筆者が「数学って何の役に立つの?」と考える人や数学アレルギーを持つ文系の人に向け、「『数学の面白さ』を伝えたい! 可能ならば『数学沼』へ落としたい!」という意気込みで書いた本。私はバリバリの文系だが、「数学的思考は大切だよな」とは常より思ってはいるので、本書を手に取った。全4章からなり、各章では「日常生活の中に隠れている数字(偏差値やメガ盛りなど)」「便利な数学的思考(複利など)」(続)2023/11/06
tomtom
20
習ったことのある数学が身近にあることを分かりやすく書いてある。難しい話まではいっていないので割と読みやすいと思う。2024/01/07
こうやん
16
算数は大好きでした。ですが、中学に学ぶ数学になると一変。私の数学は、「数苦」に成り果てました。というのも、中学生ながら、これが実生活にどう役に立つのか想像がつかなかったのが大きいです。学生時代に、本書に書いてあるように世の中にどう活用されているのか、数学の奥の深さを教えて欲しかった…数学アレルギーを緩和してくれるきっかけを与えてくれる本でした。2023/11/12