文春新書<br> 半導体有事

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文春新書
半導体有事

  • 著者名:湯之上隆【著】
  • 価格 ¥1,001(本体¥910)
  • 文藝春秋(2023/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784166613458

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内容説明

経済安全保障の最前線!
アメリカが中国に突きつけた異次元の半導体規制。このままだと中国の半導体工場はやがて稼働できなくなる。追い詰められた中国が狙うのは、世界のトップ企業、台湾のTSMC――。世界中が半導体製造能力をめぐる競争に駆り立てられているなか、日本は再び失敗を繰り返すのか? 新会社ラピダスのいう、「2027年までに2ナノの最先端半導体をつくる」なんてできっこない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

36
図書館本。先端的な半導体やその製造装置等をめぐる各国間の熾烈な囲い込み合戦の状況、我が国半導体産業の惨憺たる実情、さらには政府による産業強化策の危うさなどを技術者的視点を交えながらわかりやすく説明。もともと半導体の「は」の字も知らないkkですが、この本を読んでちょっとは視界がクリアになった気がしました。2024/02/22

鈴木拓

29
かつて石油が戦争の引き金になったが、今、半導体が新たな火種となる可能性がある。今や半導体がなければ私たちの生活は成り立たない。しかし、最先端の半導体製造を巡る争いは、国同士の争いにも発展しているかに見える。その中で日本の取り組みを顧みると、無謀とも思える巨額な公費が投じられ、希望的観測のみが報じられている。半導体とはどんなものか、その製造を巡る競争の現実、そして起こり得そうな未来、さらにはあるべき姿の提示、理想と現実が入り混じる半導体の世界について理解が深まる良書である。2024/02/22

Satoshi

17
TSMCの熊本工場新設、トヨタ・NTT・SB・ソニー等によるラピダス設立など日本国内の半導体復権の動きが活発だ。本書は現状の半導体製造、材料、製造機械の世界的な動きを紹介しつつ、上記を含めた日本の半導体政策の迷走を客観的に記している。驚かされる内容が多く、半導体製造の分野ではTSMCに追尾することすら絶望的であるとは思いもよらなかった。2023/05/12

まる@珈琲読書

15
★★★★★ ■半導体の元・技術者の視点から現在の半導体の動向について書かれている。半導体については納得だが経済全体や自動車産業については情報が不足していると感じる部分も。あらためて半導体製造受託企業のTSMCの強さや日の丸半導体が衰退した原因の一部を垣間見ることできた。 ■メモ:ラピダスが一足飛びに2nmの生産をするのは不可能。2nm半導体を発注する企業がいるのか。日本は、半導体製造装置と材料で勝負すべき。経産省が出てきた時点で負け戦というジンクス。TSMCはEUVで圧倒的な量の試作をしている。2023/12/05

RED FOX

13
「なぜ日本半導体産業は凋落したのか、日本の希望の光とは」数百の工程とレアな材料に世界各国が絡む半導体の開発と生産が大変。落ち着こう欧米日中台。ウクライナ、露の希ガス供給が無いと2年で生産ラインは止まるらしい。2024/03/10

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