内容説明
業界騒然の話題の書がついに文庫化! 公営競技・ボートレース史上最大の八百長スキャンダルはなぜ起きたのか。名古屋地検特捜部に逮捕された選手本人が、赤裸々にその不正の全貌を明かす懺悔の書。暴力団組長の子として育てられた数奇な生い立ちと、天才的な選手としての資質、そして驚くべき巧妙な不正の手口、消えた5億円の行方、そして不祥事をもみ消そうとしたボート界の隠蔽体質。
※本書は2020年11月刊行の単行本『競艇と暴力団 「八百長レーサー」の告白』を文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
jake
1
3.52023/06/28
sheep book
0
読み応えありです。八百長するには八百長に値する実力が必要です。なぜ競艇学校の試験を通過できたのかには謎が残りますが、選ばれるだけの適正があったからこそ八百長できた、という考え方もできます。2021/05/12
No durian
0
おもろかったと薦められて2024/09/08
Shinsuke Mutsukura
0
私は競馬以外の公営ギャンブルに手を出したことはないが、レースはたまに見る。競艇はインが絶対的に有利でコレはインが飛ぶのは、八百長かよほどの下手クソだろうと思っていたし、6人でしか競争しないため、つまらないと思っていた。競艇をやったことのある人にスタートは逆の方が公平性が保たれるんじゃないかとか聞いたが、その発想は俺には無いと言われたりしたものだ。 この本を読んで手を出さない方が良いという私の考えは正しいことが確信になった。八百長もそうだが、モーターボート協会の杜撰さがいかにも如何わしい。 それと司法も。。2023/09/23