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内容説明
人類が衰退し始めて数世紀、人は突如現れた「竜」という存在に、その住処を奪われ続けていた。
「誓約」と呼ばれる儀式で竜に人の領分への不可侵を願い出る機関・誓約課に所属する斎と草乃。
相棒の竜・ハチと共に全国を駆け回り、竜と人との調停役を務める彼らが出会う、
雄大で無慈悲な竜の姿と、竜の傍らで懸命に、時に狡猾に生きる人々の姿とは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
15
地方都市が端から緑に侵食されていく世界、竜との誓約、鎮護庁という不思議な組織、何かの秘密がある主人公たち。不思議な雰囲気でよいです。ハチくんが何しゃべっているかわからなかったのですが、なんとカバー下に解読表が!2024/10/12
にぃと
10
作中の空気や人類と文明を飲み込もうとする自然の象徴?である竜のデザインが普通にイメージするものから外れた他の生物っぽいものもあって実に雰囲気がいい。そして真淵さんがかわいい。もう1人の主人公である斎さんが竜を理解しようとする側なので、そんな彼を想い精いっぱいアタックする真淵さんを見るとこれぞ人類!って感じになる。2024/01/20
コリエル
8
人の世が斜陽に差し掛かり、地上に新たな支配者たる『竜』の降りたる世界の調停者のような役割の若者たちの話。世界観はやや良し。キャラクターは薄味でもっと個性が欲しい。2024/01/14
わーぷ
6
行きつけの書店でお勧めされていたので買ってみました。人類の衰退に合わせて姿を現した荒ぶる自然の象徴である竜と、人と竜の折り合いをつけるために存在する国家機関・鎮護庁祓竜局誓約課の物語です。舞台こそ現代というか近未来ですが、雰囲気と言うか空気感が蟲師と非常に近いです。蟲師が好きだった方にはお勧めできる作品です。個人的にはとてもとてもとても良かったです。2024/05/22
アーサー・エリス
4
自然の化身と言われる超常現象「竜」の影響で衰退した世界。数を減らしながらも生き残った人類は、各地の竜と「誓約(うけい)」と呼ばれる儀式を行い、生活圏をなんとか維持していた。各地の竜と誓約を行う行政機関「祓竜局誓約課」に属する斎と草野は、竜絡みの事件を解決するため各地を飛び回る。SF版『蟲師』といった風情の作品。作者が長年続けてきた『艦これ』同人から受け継がれる丁寧で綺麗な作画は雄大な自然や廃れた人界の不気味さを表現しているし、(続)2024/07/03