内容説明
デジタル化と多様化が進むメディア。SNSを介したフェイクニュースやヘイトスピーチの広がり。それでもスマホを手放せない私たち。メディアと社会の今をとらえるとき、「ジェンダー」は最適なレンズとなる。メディア論の基礎をジェンダーの視点から学ぶ、新しい入門書。
目次
序章 ジェンダーの視点からメディア論を学ぶ(田中東子)
第Ⅰ部 メディアの思想とジェンダー
1 表現の自由――なぜフェミニズムの議論は表現の自由と緊張関係を持つのか(小宮友根)
2 メディアと公共性――「公共性」未満を押し付けられてきた女性たち(林 香里)
3 メディアと表象の権力――日常を通じたジェンダーの生産(田中東子)
第Ⅱ部 インターネット空間とジェンダー
4 SNSと政治――デジタル時代の民主主義(李 美淑)
5 巨大IT産業――テクノロジーに潜むジェンダー・バイアス(阿部 潔)
6 消費文化とブランド化――ジェンダーを再階層化するランク社会(田中東子)
第Ⅲ部 マスメディア、ジャーナリズムとジェンダー
7 マスメディア――新聞社・放送局の歴史に見るオトコ(会社)同士の絆(北出真紀恵)
8 ニュースとは――報道が描く女性像(四方由美)
9 メディアを使う――オーディエンス論から考えるジェンダー・ステレオタイプの影響(有馬明恵)
第Ⅳ部 メディア文化とジェンダー
10 サブカルチャー論――女性の抵抗文化とエンパワメントの循環(川端浩平)
11 ファンカルチャー論――韓流ブームにみる女性たちのエンパワメント(吉光正絵)
12 セクシュアリティとメディア――表象と性をめぐる規範(堀あきこ)
13 エスニシティとメディア――ジェンダーとエスニシティが交わる「インターセクショナリティ」から考える(林 怡 )
終章 情報化社会とジェンダーの未来(林 香里)
コラム1 「ここはこうやろ!」を変える(武田砂鉄)
コラム2 #KuToo以降のSNSとの闘い(石川優実)
コラム3 「女子アナ」がいなくなる日(小島慶子)
4 メディア・コンテンツに見る性的マイノリティへの蔑視(松岡宗嗣)
感想・レビュー
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