内容説明
沖縄学の権威による沖縄食文化史入門。著者は『おもろそうし』などの古典文学をもとに琉球文化の源流を探る研究に取り組んできたが、最後の著書となった本書では、食を素材に、沖縄の歴史が描き出される。ヤマトとは異なる食材・料理・飲食風習を対外関係史から説明し、沖縄料理の中にある東南アジア文化、中国文化の影響を解説。そして、食の思い出とわかちがたく結びつけられた戦前・戦中の記憶をつづる。取り上げられるのはラフテーやゴーヤチャンプルーなどよく知られた料理から、今では幻となった伝統菓子にいたるまで幅広い。食が語る沖縄の歴史。
目次
第一章 沖縄の歴史と食文化/一 世界の食文化/二 アジアの中の沖縄/ヤポネシア構想/三 海外交易の発展/舟楫を以て万国の津梁となす/南方との交易/朝鮮との交易/明との交易/日本との交易/四 沖縄の食文化/沖縄料理の源流・宮廷料理/沖縄料理の源流・庶民料理/沖縄の食の思想・クスイムン(薬もの)/第二章 忘れ得ぬ味/一 肉(シシ)/油味噌(アンダンス)/らふてー/いなむどぅち/山羊(ヒージャー)/二 魚・海藻/昆布(クーブ)/かまぼこ(カマブク)/あおさ汁(アーサ汁)/もずく(スヌイ)/イカの墨汁(いちゃのすみ汁)/エラブウミヘビ(イラブー)/三 豆腐(トウフ)/豆腐よう/ゆし豆腐/るくじゅう(焼き豆腐)/四 芋(ンム)/うむくじあんだぎー/くう芋にい(クーンムニー)/五 黒砂糖(クルジャーター)/六 小麦(ムージナ)/沖縄そば(スバ)/菓子/三月菓子(サングヮチグヮーシ)/くんぺん(光餅・薫餅)/りとうべん(李桃餅)/ちんすこう(金楚嵂)/ちーるんこう(鶏卵嵂)/たうちーちゃお(闘鶏餃)/花ぼうる/ぽうぽう/ちんぴん/あまがし/くずもち(クジムチ)/あんだぎー/あんむち・白むち・赤むち/だーぐ(ダンゴ)/なんとー味噌(ナントゥーンース)・こう菓子(コーグヮーシ)/天妃の前饅頭(テンピヌメーマンジュー)/結餅(チッパン・キッパン)/七 米/冬至ジューシー(トゥンジージューシー)/ムーチー(鬼餅)/豚飯(トゥンファン)・菜飯(セーファン)・鶏飯(チーファン)/八 泡盛(サキ)/酒とぶーさー(じゃんけん)/九 果物/マンゴー/楊梅(ムム)/バナナ(バサナイ)/ばんじろう(バンシルー)/竜眼と茘枝(リンガン・ライチー)/九年母(クニブ)/山や野の味(ぐみ・桑の実・くるち)/十 野菜/春の行事食と野菜/不断草(ンースナバー)/オオバコ(フィラファグサ)/水前寺菜(ハンダマ)/夏の行事食と野菜/苦菜(ンージャナ)/よもぎ(フーチバー)/苦瓜(ゴーヤー)/糸瓜(ナーベーラー)/パパイヤ(パーパーヤー)/空芯菜(ウンチェー)/らっきょう(島ラッキョウ)/冬瓜(シブイ)/秋の行事食と野菜──新北風(ミーニシ)の頃/芋の葉(カンダバー)/茶/ぶくぶくー/冬の行事食と野菜/田芋(ターンム)/島人参(チデークニー)/十一 沖縄の調味料/あとがき/引用・参考文献/解説 偉大なるガチマヤー(斎藤真理子)
感想・レビュー
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HANA
榊原 香織
あきあかね
YO)))
二人娘の父




