岩波現代文庫<br> 小説家の四季 1988-2002

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岩波現代文庫
小説家の四季 1988-2002

  • 著者名:佐藤正午
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 岩波書店(2023/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784006023478

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内容説明

「同じ時刻に目覚め,小説書きに精を出し,眠る.書いては眠り,起きては書き,書いては眠る.そういう日付も曜日も定かではない毎日をとうぶんの間くり返すことになる」.机の向こうで過ぎゆく季節を,飄々と慈しみ,ユーモアとペーソス溢れる筆致で綴る.小説の名手による「ライフワーク的エッセイ」,第1期を収録!

目次

一九八八年
春―見合い話
夏―SUITE
秋―化粧の時代
冬―映画館
一九八九年
春―淡々と
夏―殺し文句
秋― SNAP OUT OF IT!
冬―訪問
一九九一年
春―筍と清白
夏―秘伝のスパゲティ
秋―秘伝のスパゲティ2
冬―魔法の効果
一九九六年
春―厄年
夏―気力充実
秋―予想外の展開
冬―類は友を呼ぶ
一九九七年
春―一陽来復
夏―虫歯
秋―花火
冬―過去に戻る方法
一九九八年
春―貯水率一〇〇パーセント
夏―職務質問
秋―金色の時刻
冬―ホームページ
一九九九年
春―検索
夏―ボー・ティー
秋―名前のつけ方
冬―記憶に残る食べ物
二〇〇〇年
春―二〇〇〇年問題
夏―二十三年前の夏
秋―健康法
冬―健康法
二〇〇一年
春―スカボローフェア
夏―スカボローフェア2
秋―十年後のスパゲティ
冬―十三年前の冬
二〇〇二年
春―リンゴのおいしい食べ方
夏―バナナのおいしい食べ方
秋―カトラリー
あとがき(前編)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

majimakira

14
佐藤正午氏が、「いつもの町」佐世保から、季節に一度、四半世紀以上紡がれているエッセイの再編版。岩波文庫の小さくて美しい本を手に取り、その時代、その時々に正午さんが見聞きし、感じ、考えられていたことが、いつも通りの優しくも軽めの、軽くもオシャレな文章で残されており、大変楽しく読ませていただいた。後篇も楽しみだ。2023/01/14

奏市

9
やはり読んでて心地良いし、楽しいし、著者ならではの文章を堪能。日機装という会社の広報誌に連載されていたエッセイ。佐世保での出来事を綴られているのに、田舎っぽくなく都会的に感じる不思議。女性の編集者の氷砂糖の話はつい笑みが溢れた。書物に出てくるシンプルな食べ物に味覚が刺激されるが、食べてみるとそれほどでもないと。7月5日より、よっぽど当時の2000年問題の心配の方が深刻。大晦日に帰省できない自宅待機者もいたと。「何も起きなかったからこそ、それが起きた場合を想像することができる、まるで小説を書くときのように」2025/07/06

ソラ

8
作者の文章の雰囲気が好きで何となく手に取ってしまう2022/12/03

しゅー

6
★★なんとなくだが、小説を好きな作家のエッセイは楽しめず、エッセイを好きな作家の小説は楽しめないという傾向が私にはある。しかし、佐藤正午はどちらもいけるなぁ。スパゲッティのくだりが一番好き。2022/12/18

ponnnakano

5
あ、読んだことあるな、「小説家の四季」の単行本でかな?と思ったが、本棚の単行本を見てみると、1988-2002は収録されていなかったので、これは「ありのすさび」などにまとめたもので読んだのかと気づく。で、どれもこれも2、30年前のものなのに面白い。「あとがき(前編)」まで面白い。当時執筆中の作品のことにも触れられているので、読み返したくなりました。いや、読み返したくなっています。が、今「小説家の四季」2007-2015を読んでいる途中なので少なくともこれが終わるまでは待たなくてはならない。でも急がず読む。2023/01/21

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