内容説明
思い出は〈心の資産〉です。存分に活用することをおすすめします
一か所にとどまることのない「移動の人生」を送ってきたという五木寛之さん。今回は、敗戦後の朝鮮半島からの引き揚げをはじめ、海外渡航自由化直後に敢行したシベリア鉄道の旅など、自身の強烈な体験を打ち明けながら、老いの時間を楽しむための「回想法」について語る。よい思い出であれば「あのときは幸せだったな」と郷愁に浸れるし、悪い思い出でも「あのときと比べたらまだましだ」と開き直ることができる。「思い出は、高齢者の特権ともいえる〈心の資産〉です」。90歳の「生き方の先輩」が贈る、人気シリーズ。第4弾!
【内容】
第1章 私の「移動の人生」について
第2章 食べることが、生きることだった
第3章 映画は人生の1ページ
第4章 三つの「想」のすすめ
第5章 思い出を慈しむこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たっきー
9
著者は本の元になったラジオの放送当時、89歳まで入院をしたことなかったと。お元気。1番印象に残ったのは、「先入観なしに、その国を虚心坦懐に、その町なり、人なり、場所なりと接することが大事」という言葉。2023/06/06
こすもす
3
若い頃は五木寛之さんの本をよく読んだ記憶がある。 歳をとってからは「大河の一滴」を読んで勇気を貰えた気がした。 柔軟性のある考え方が魅力的だと思う。2023/08/13
神谷孝信
0
毎回著者のエッセイには癒されていて、更に読みたい気持ちになる。42024/01/13