子どもと心でつながる教師の対話力

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子どもと心でつながる教師の対話力

  • 著者名:渡辺道治
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 学陽書房(2023/04発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784313654693

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内容説明

子どもの心をつかみ、「ちょうどいい距離感」を築くために知っておくべき教師の対話のコツを伝授!

子どもたちが成長していく中で、教師の「言葉」が与える影響は甚大です。
子どもとの前向きな関係づくりには教師の対話力が欠かせません。

子どもの「欲しい」を感じ取るには?保護者の「欲しい」を創り出すには?
子どもの不登校や不適応行動、保護者会や個人面談にも役立つ「教師の言葉の届け方」が満載です。

目次

第1章 子どもの「欲しい」を感じ取る
・不登校の原因が特定できないAさんの話
・自分を捨て、相手になりきる感覚でイメージし、仮説を立てる 
・トクベツなヒミツのマークが登校のきっかけに 
・学校にプラスの重りを
・プラスの重りを連鎖的につなげる
・「原則」を把握した上で相手にあわせてカスタマイズしよう
・タイミングと対象と伝え方を見極める
・「シンパシー」と「エンパシー」の違い
・感じ取ろうとし続ける中で磨かれる自身の在り方

第2章 子どもや保護者の「欲しい」を創り出す
・「ニーズ」とは?
・「ウォンツ」とは?
・ウォンツは間違える
・ウォンツからニーズを探ること
・不適応行動を引き起こすBくんの話
・自分の願いはいったん脇に置き、相手の願いに思いをはせる
・相手を喜ばせたいという「返報性の原理」
・続きを教えてほしいと感じる「ツァイガルニク効果」
・悲劇の保護者会にしないために
・欲しいがたくさん生まれる保護者会
・ウォンツを生み出す方法は山ほどある

第3章 対話力の基本は「プレゼント力」
・人生初のふたクラス連続飛び込み授業
・言葉を通して気持ちを届ける
・子どもに対するすべての声かけを「肯定的」なものに
・子どもが欲しいプレゼントを次々と贈る
・対話力を鍛えるチャンスは日々の生活の中に
・「美しさ」の落とし穴
・「正しさ」の落とし穴
・美しさや正しさに盲目的になるとプレゼントは失敗する
・相手の欲しいものを発見するための「チューニング力」
・相手の欲しいものを創り出すための「ディレクション力」
・プレゼントの最後のカギはビーイング
・対話力を磨いていくために

第4章 教師自身の「在り方」を整える
・対話の前提となるのはビーイング
・成功例を追うのではなく、失敗例に学ぶこと
・失敗パターン(1) 効果の出ない指導を続ける
・失敗パターン(2) 家庭での指導を促す電話を入れ続ける
・失敗パターン(3) 授業以外のことに力を入れ続ける
・教師の在り方とは「選び方」である
・「否定」をどのように届けるか
・「否定」をどのように受け取るか
・二つの過信が失敗を招く
・「伝わる」という前提から「伝わらない」という前提へ
・「当たり前」という前提から「有り難い」という前提へ
・「マイカー」ではなく「レンタカー」と捉えよう
・「できた」ことができなくなっていく」ことを認識する
・教育の「コストパフォーマンス」
・「返ってくる」という前提から「返ってこない」という前提へ
・「失敗例」に学び、「前提」を確認しよう

第5章 相手や状況によって微修正ができる「即興力」
・ナナメの関係における対話経験
・ベストセラー『人は見た目が9割』より
・居酒屋の大将が声をかけたくなる人
・「一期一会」に込められたもう一つの意味

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もとむ

22
もう10年以上学童で働いている僕だけど、未だに現場で悩んでばかり💦半ば勉強する意味で本書を手に取ってみたけど…本当に素晴らしい一冊でした!①その子は何を求めているのか②出会ったその日にその子を誉める③誉めた内容をその日のうちに保護者に伝える④関係性が出来るまでは子どもを叱らない⑤危険行動以外の問題行動は基本スルー⑥家庭では子どもに必ず朝食を食べてもらう⑦教師は「希望」を贈る存在⑧過信はNG(時代と共に子どもを取り巻く環境は変わる。持論も都度チューニングを)⑨今日が最後の日と思って接する…金言だらけです。2025/05/17

かるー

4
相手の欲しいを与える。ものではなく言葉で。愛情で。行動で。自分にもできるかな。彼のような存在でありたい。2023/09/02

COPEN

4
対話力のポイントを子どもや保護者のニーズを意識していく姿勢や教師自身の在り方を整えるなど参考になることが多かった。再読必死かな?2023/06/13

あべし

3
 ハウツー的な内容と、それを支える哲学について書かれており、とても読みやすく分かりやすい本だった。  子どもとの質の高い対話を生み出すためには、その子が何を欲しがっているのかを感じること。また、どのように渡すのかを工夫すること。さらに、その子にとって教師(自分)が信頼できる人間であること。  こう言った諸々の掛け算があって、子どもへの言葉がけは変わってくるし、その子にしかかけられない言葉が生まれてくる。  それにしても、これだけポジティブワードが炸裂できるのは、積み上げたものの量だろう。その域に行きたい。2023/08/16

おこめさん太郎

3
どうにも話が上手くない、伝わっている感じがしないのは、相手にプレゼントをしよう、相手のことを真に考えようとする力が足りていないのかも。よく誰がいうかが一番大事というが、それも何をどう言うかから始まっているんだよなあと、この時期だからこそ身につまされる思い。エンパシーという言葉は恥ずかしながら知らなかった。が、自分が普段からやっていることでもあったので、これを対話や授業に落とし込めればもっと伝わるのかも、と旅先で読みながらそんなことを考えた。2023/03/20

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