内容説明
障害のある人の日常から共生社会を考える。
著者の共用品推進機構は、長年、障害者に対して、日常生活で感じている「不便なモノやコト」「良かったモノやコト」を調査してきた。そこに寄せられた多くのナマの声を紹介。また、それらの声に向き合って、たとえばシャンプー・リンス・アルコール飲料などの触覚記号(容器のギザギザ)などが導入されてきた経緯なども紹介する。
「誰かの不便さ」をみんなの「使いやすさ」に変えていくための、些細な配慮や心が温かくなるストーリーも紹介。
「共生社会」の実現に向けて、ひとりひとりができることを考えてみよう。
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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。
紙の書籍、電子書籍(リフロー型)のほかに、オーディオブック版も後日発売となります。
必要とされる方にはテキストデータを提供します。本書巻末からお申し込みください。
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(底本 2023年3月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペカソ・チャルマンチャイ
2
障害のある人達のために、商品開発やサービスの改善に取り組んだ話である。障害のある人に対して、自分がどう手助けしたら良いのか参考になった。電車の中で「座れないのはフェアじゃないから」という言葉が心に残った。この視点を忘れないようにしよう。話は変わるが、最近は「障害」はダメで、「障がい」と書くような風潮だと思うが、この本は堂々と「障害」と書いてある。うわべのことより中身が大事なので、これは強く支持する。2023/05/25
アルミの鉄鍋
2
★3 障がいもある人もない人もちょっとした工夫で満足度が高くなるんだなぁと思った。言い方ひとつでも相手の印象が異なってくるところは勉強になった。2023/05/07