帝国の崩壊 下 歴史上の超大国はなぜ滅びたのか

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帝国の崩壊 下 歴史上の超大国はなぜ滅びたのか

  • 著者名:鈴木董【編集】
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  • 山川出版社(2023/04発売)
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  • ISBN:9784634152137

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内容説明

軍事大国の経済破綻、改革の挫折、政治的緊張感の喪失…。アメリカの覇権が揺らぐなか、「帝国」復活を目指すかに見えるロシアの動き、そして米中「新冷戦」。来たる激動の国際秩序を見通すために知っておきたい、歴代14帝国「崩壊」の道程を第一線の歴史学・考古学者陣が読み解く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

33
図書館本。何とか読み終わった。上巻よりは下巻の方が知識がある部分が多く、理解しやすかった。ロシア帝国の崩壊の章では、ロシア帝国での身分制など世界史の学習だけでは知り得なかったことから、崩壊に至る過程がよくわかった。また、オスマン帝国の章では、ゆるやかな統合と共存のシステムの下では、イスラム教とキリスト教とユダヤ教が不平等ながら共存できていたが、西欧の外圧により崩壊し、現在のパレスティナ問題に繋がっていくことなどが理解できた。最後の結びにかえてでは、今後の世界の展望についても考えることができ参考になった。2024/01/03

ようはん

19
神聖ローマ帝国やオスマン帝国はその実態をあまり知らなかった為もあり面白かった。しかし帝国の崩壊が大量の犠牲者を出すケースもいくらかあり、ロシア革命からのロマノフ朝崩壊からソ連成立までの動乱辺りは有名かも知れないが大英帝国におけるインド独立時に万単位の犠牲者が出た事やケニアの独立運動への残虐な弾圧が1950年代に行われていたのは初めて知って驚く。2023/03/06

18
モンゴルの崩壊。部族連合なので跡継ぎが気に食わなければ遊牧民族全員ひきつれて部族がどっかにいっちゃう。遊牧民だから均分相続でも家畜分けてなんとかなってたけど、征服戦争が行き詰まってくとさすがにダメダメになってくる。チンギスハンの孫は1万人いた。…。一万人いると君主を選出する大集会も紛糾する。…アー株主総会の総会屋なやつ。ソ連は共和制の帝国。総力戦に対応するために共和制的な動員装置を取り込んだ帝国だった。2023/04/07

Mana

8
上巻は古代王国の話で面白く読んだけど、下巻になると結構読んだことのある国の話でそれほど目新しいことはなかった。ビザンツ、モンゴル、ロシア、オスマン、大清は特に新しい話はなし。神聖ローマ帝国と大英帝国は少し面白かった。2022/10/27

akiakki

7
世界史上の帝国を広く浅く紹介していているので読み物としては面白いが、「なぜ滅びたか」の分析も浅くしか記載されていない。例えば「幸福な崩壊もある、第三帝国とか」は単純にナチス=悪の帝国としており、何目線だよと思ったが、元々カルチャー教室の講義をまとめた本なのでそんなものなのだろう。2023/07/07

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