灰色の家

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灰色の家

  • 著者名:深木章子
  • 価格 ¥2,145(本体¥1,950)
  • 光文社(2023/04発売)
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  • ISBN:9784334915223

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内容説明

ここに入ると自殺が伝染る――。常駐看護師の冬木栗子が勤める高級老人ホームで、入居者が滝壺に飛び込んだ。彼は溌溂と過ごしていたはずなのに……。自責の念に駆られた栗子が調べ始めると、遺産問題、派閥争い、横恋慕と、施設内部を蝕む秘密が露わになっていく。彼女がいよいよ不安を募らせた矢先、さらなる入居者の“自殺”が発生してしまい――。ホームに潜む「闇」とは何か? “連鎖自殺”の果てに辿りつく結末は驚愕必至。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

149
久しぶりの深木さん。介護付き有料老人ホームの実態に、うんうんうん‥って読んだけれど、こんなに死んで看護師さんが探偵もどきで頑張っちゃうって大丈夫?勿論、私の犯人捜しは見事に外れて(汗)総じてスッキリせず、なんだかなぁな感じで読了に至ってしまった。深木さん、デビュー作『鬼畜の家』のようなのをまた読みたい・・なぁ。2023/05/19

ゆみねこ

76
うーん…何となく乗れなかった。高級老人ホームで相次ぐ自殺。それを不審に思った看護師栗子が元刑事の入居者と調べを。栗子さんがイマイチ好きになれないのと、老人ホーム内のあれやこれやとか、読んでいて楽しくなかった。深木さんだから期待していたけど、これは残念な1冊。2023/10/23

yukision

75
老人ホームが舞台のミステリー。老人ホームで自殺が相次ぎ,看護師と元刑事の入居者が調査を始める。事件そのものよりも入居者を囲む人間関係や老いることの辛さ,孤独感,そして老人ホームの抱える問題がじわじわ伝わって淡々と読了。2023/10/24

ネギっ子gen

71
【一人の命は地球より重い~堂々とは異論を述べにくい名言だ。そうでなくても、当の“一人”にとっては真実以外の何ものでもない。けれど現実は違う。一人の命は一人の命に過ぎない。それも人によって軽重がある。中でも、老人の命は縁日で売られる綿飴並みに軽い】自殺者続出の介護付有料老人ホームが舞台のミステリー。<80を過ぎた人間にとっては、自分はもう間もなく死ぬのか、それともまだしばらく生きているのか、どっちに転んでも、その先の人生が黒か白かにはっきり分かれているわけじゃない。老人というのは灰色の世界に生きている>。⇒2023/08/05

きりん★

45
裕福なご老人が暮らす介護付き有料老人ホームで次々と死者が出る。自殺なのか他殺なのか?ミステリーというより、老人ホームで暮らす良さと嫌な所が垣間見れたと思う。おいしい食事が出ていいなぁと思うが、歳を重ねてもいつまでも派閥やら、恋愛を巡っての人間関係とかあるというのは心苦しい。動機もちょっとモヤモヤ。2023/10/01

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