内容説明
19歳のハロルドは、79歳のモードを愛してしまった。
孤独な青年は愛することの素晴らしさを知る。
40年前、この芝居を見て、私は号泣した。
――黒柳徹子
自殺を演じるのが趣味という19歳の青年ハロルド。規則に縛られることを嫌い、ひたすら自由に生きる79歳の女性モード。60歳の年齢差がある二人を結びつけたのは、縁もゆかりもない他人の葬式だった。しだいにハロルドは天衣無縫に行動するモードに惹かれていく――特異なユーモア感覚で哀しい現実を描き、高く評価される映画の小説化。
原題:Harold and Maude
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
83
YA。究極の歳の差恋愛小説。19歳の青年ハロルドと79歳のモードの恋模様▽激しめの偽装自殺と他人の葬儀参列を趣味にするハロルドは、ある葬儀で明るい表情のモードと出会う。神父の車を盗んだり、ヌードモデルをしたり、裁判所の木を森に植え替えたりする破天荒なモードに振り回されるうちに、孤独な気持ちに押しつぶされそうだったハロルドは恋に落ちる▽1971年制作された同名映画の再翻訳ノベライズ。ハロルドの自殺シーンに毎回驚かされる。モードがとても魅力的。高校生向きかな。2022年刊2023/02/20
Roko
39
19歳のハロルドは結構なお金持ちの家の子だけど、母親にちっとも構ってもらえなくて寂しいんだろうなぁ。でも、家を飛び出す勇気はありません。79歳のモードは、若いころに戦争があって、そこで辛い経験をしたらしいのだけど、だからこそ今は自由に楽しく生きています。そんなモードにハロルドは恋をしました。 モードのように自由に生きられるのも、自由に死ねるのも凄いなぁ。そういう人生が羨ましいって言ったら、「自分の人生なんだもの、どんなことでもできるのよ!」ってモードに言われそうな気がするラストでした。2022/12/12
まいさん
12
半世紀近く前のこの映画の企画、シナリオを持ち込んだ映画人ヒギンズ本人によるノベライズ本。初っぱなのハロルドの自殺シーンに仰け反り、その後の行動にもぶっ飛んだが、モードはその上を行くぶっ飛びようだ。孤独な青年ハロルドにかけられるモードの言葉が心に響く。19歳のハロルドが79歳のモードと結婚すると宣言した時、止めようとする周囲の大人達に放った言葉「彼女のことを愛しているのか、とは聞かないんですね」ハッとした。2024/02/28
きき
8
自殺の真似事(しかも結構リアルで残酷)を繰り返すハロルドと、他人の車を勝手に拝借してしまうモード。圧倒的にマイノリティな癖を持つ18歳と79歳の2人。実際にいたら自分だって嫌だなと感じてしまうだろうに、2人の発言から胸の内を知って、可愛らしく感じて応援したくなってしまう。そんな自分がむしろ嫌になってしまう。自分は誰の為の自分でもない事を教えてくれるモードはとびきり素敵だし、不器用なハロルドは早く色々なしがらみから抜けてのびのびと暮らしていてほしい。因みにモードが79歳って所がかなりポイントです。2023/11/10
カナリア
6
思っていた話と違っていて、読むのに時間がかかった。表紙絵からほのぼの年の差ほんわかラブかとおもったが、ぶっ飛びすぎてて、誰かまともな人はいないのか。登場人物、だれも好きになれなかった。黒柳徹子が舞台化2024/01/05




