内容説明
誰もが知る伝承に隠された、最も恐ろしい真実とは?科学では説明できない出来事や、人々が語り継がずにいられなかった不思議な話。歴史奇譚の魅力に触れたら、あなたはもう、戻れない...。稀代の語り手中野京子が贈る、魅力たっぷりの「怖い話」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
43
聞いたことのある物語から知らない物語まで、世界の不思議な話。2023/06/01
猫ぴょん
37
中野京子さんの本はハズレがない✨でもって勉強になるー☺ カスパー・ハウザーと ディアトロフ事件の真相は知りたいなー。 巻末の奇譚年表が分かりやすくて良き☺ 2023/10/20
kei-zu
26
ドッペルゲンガーや英国の幽霊譚など、「奇妙なお話し」の紹介。西洋絵画が解説されることもありますが、いつもの著者の本よりは控えめ。 さすがの語り口がうまさで、楽しく読めます。2023/06/20
しばこ
17
西洋で昔から語り継がれている奇譚の数々。未だにそれが真実かどうか、真相はいかに?という興味深い話ばかり。ただ単に恐ろしく不気味なだけではなく、背景にある歴史や世相なども伺えて、やはり本当はどうなんだろうという気持ちがさらに強くなっていきながら面白く読み終えた。2023/04/13
多喜夢
13
西洋の怖い話。犬の自殺など知らなかった話もあり、楽しく読めた。他のシリーズよりも絵画の紹介は少ないが、衝撃だったのはルーベンスの「聖ユストゥスの奇跡」、切り落とされた首を抱える少年。「奇怪さや恐怖は美と同じほど魅力的な対象だからだ。」という中野さんの言葉に共感。2023/06/12