内容説明
平成最初の大晦日。友人と飲んでいた作家志望の俺は、売り言葉に買い言葉でとんでもない約束をしてしまう――この本は、100人の物語(インタビュー)で繋がる! 新たな小説の手法に挑む問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
89
はじめての作家さん堂場瞬一。平成を年を追って様々な職種、年代の人にインタビューしていくという構成は面白かったけれど、後半に連れて読むのが少し面倒になったことも確か。話の展開にもう一捻りあるのかもと期待してしまいガッカリ感もすこし残った。2023/08/16
カブ
40
平成を振り返る本書、ドキュメントのように読んでしまったが、最後に「完全なフィクションです。」とある。ちょっと混乱するけど何故か読んでしまった。面白かったのかどうか分からない。2023/05/15
ばんだねいっぺい
26
不思議とインタビューを受ける人たちが小説の登場人物に感じられる。発言に「自己正当化」を感じて、我が身を振り返ろうとなった。2023/06/29
rokoroko
17
大晦日のインタビュー。歴史とか時代とか感じられて楽しかった2024/04/11
りんだりん
15
平成の始まりから終わりまで、毎年大晦日に渋谷に立って街行く人にインタビューしてきた筆者。「今年一番の出来事は?」その答えには、インタビューに答えた人々の人生が詰まっている。平成を一年ずつ思い出しながら、当時の自分に思いを馳せて読むと味わい深くなる。★32023/06/11