美しい住宅へ

個数:1
紙書籍版価格
¥2,860
  • 電子書籍
  • Reader

美しい住宅へ

  • 著者名:横河健
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 左右社(2023/03発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865283471

ファイル: /

内容説明

数々の洗練された住宅作品で知られる建築家・横河健が、はじめて、わかりやすく語りかける、唯一無二の住まいのつくり方。

傑作住宅誕生にいたるクライアントたちとのエピソードとともに、数多くの写真と図面で紹介する70点以上の作品の数々。
ライトやカーン、吉村順三らの名作住宅への眼差し。光や風、建具や家具、さらに水回りや予算までをかたる独自の建築哲学。
人生を委ねられる住宅を求めているすべてのひと、住宅という特別な建築に思いを寄せるすべての建築ファン、半世紀にわたり、最上質の日本の住宅建築を担ってきた建築家の秘密を知りたい、建築を志すすべてひとたちに送る一冊です。

目次

はじめに
第一章 住まいをつくるということ
 光を招き入れること
 光と陰と回遊性
 窓のこと
 風を感じること、外とつながること
 距離とテリトリー
 建具のこと
 素材のこと、仕上げのこと
 家具のこと
 アトモスフィアについて
 水回りのこと(コアの話)
 緑のこと、庭のこと
 構造のこと
 日本らしさとはなにか?
 予算のこと
 モダンであること

私の設計手法(は喋ること)

第二章 私のクライアントたち
 矢澤さんとお母さまのこと
 志立さんのこと
 木田さんのこと
 那須の早坂さんのこと
 「F-1ガレージ」藤本さんのこと
 黒川紀章先生の幻の別荘
 荻野さんの四世代住宅

第三章 名作住宅に学ぶ
 フランク・ロイド・ライトのウィンスロー邸
 ルイス・I・カーンのフィッシャー邸
 思い出の家、吉村順三先生の有富邸
 I・M・ペイの香山飯店の記憶
 E・ブリュックマンの建築

第四章 住まいを巡って
 建築は社会との接点
 建築家に必要な感覚
 私たちの建築・街・都市、……そして国

小住宅5題+住宅作品リスト
 住宅という建築

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パダワン

5
お年を召しても王子様のように高貴で上品な印象の横河先生。本の装丁や紙質も本当に品がよく美しい。内容も、美しい言葉づかいでわかりやすく、そしてとても本質的。 横河先生の建築哲学の中で、アトモスフィアとあるのが、まさに私がいつも考えていることで、それに名前があることを知り、大変嬉しくなった。写真や間取りもじっくりと嬉しく拝見しました。私にとっては(勝手に)師匠の師匠。 全く作風が違うと言われているが、そんなことはない。むしろ師匠のルーツを感じる読書体験でした。2024/12/20

qoop

5
建築家が自作を振り返って建築/住宅の要諦を描いた一冊。住人の生活は年と共に変わっていく訳だが、その変化を振れ幅の中に収めるような設計を試みる、著者の模索の経緯を短文で伝える。こうした内容なら定番の、写真や図版が多くて視覚的にも伝わり易い構成が嬉しい。2023/11/21

ponnnakano

0
横河健さんの作品は、建築雑誌で見るとキリッとしていて常に絵になる感じが好きだった。この本の美しい装丁もそのイメージに近く期待したが、文体が僕には合わない感じでちょっと残念。「・・・」や「というわけです。」などが多く、編集者ももう少し気をつけて直すべきなのではないか。掲載されている図や写真が、説明文に対して足りない感じでわかりにくい。この方の建築については、当然だが実物を見るのが一番よく、それは難しいので建築雑誌や作品集などの専門誌が次にいい。この本では、一般の人には全く良さが伝わらずもったいないと思った。2025/07/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21056138
  • ご注意事項

最近チェックした商品