内容説明
閉店が決まった洋菓子店で、なぜか店主と常連客のマダムがお菓子教室を始めることに。生徒はあなた一人だけ。参加条件は悩みがあること。一歩踏み出す勇気が持てない会社員にはタルトタタン、過保護で心配性な母親にはイートン・メス、失恋ばかりして落ち込む男性にはザッハトルテ……。あなたの悩みを解決する、美味しい人生のレシピ教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoringo
87
潰れてしまった本格洋菓子店。お菓子作りをしながらたった一人のお客様の悩みを解決する。タルトタタン、ザッハトルテ、モンブラン、マカロン...どれもおいしそう!お菓子作りは自分と向き合える大事な時間。誰かに話すことで楽になることってあるかもしれない。何だか本当にカウンセリングのひとつにありそうだ。2023/11/17
ツン
78
主人公のパティシエール視点の小説なのだけど、その呟きに、なぜか探偵視点の小説の主人公の探偵(男性)が思い出される。いい終わり方だったので、次作が楽しみです。2023/12/30
ひさか
58
2021年6月幻冬舎刊。2023年4月幻冬舎文庫化。シリーズ1作目。最後のガレット・ブルトンヌ、失敗は成功のタルトタタン、混沌がおいしいイートン・メス、完璧オペラと上出来ホットケーキ、謙虚で自由なモンブラン、バニラな毎日、の6つの連作短編。NHKの同名ドラマを見ていて、原作があると知り読んでみました。気がつくとドラマと比べてしまっていて、なんだこれは感しきりで、原作もドラマもたいへんに良い出来です。ドラマは「バニラなバカンス」も含んでいるのがズルいです。賀十さんは、もしかしてケーキなお名前なんでしょうか?2025/05/03
papako
36
お菓子つながりでこちら。ドラマ化されていたんですね。なんかよかった。佐渡谷さんのおばちゃん感がすごく好き。お菓子が好き、お菓子を愛してる白井さんは、だけど買ってくれるお客さまのことは二の次になっちゃっていた。つぶれた店の厨房を舞台に疲れた人たちがお菓子を作って進んでいく。って言うよりも佐渡谷さんががんがん引っかきまわしてくれる。うん、楽しかった。2025/06/16
坂城 弥生
36
リハビリとしてのお菓子作り。美味しそうでした。2023/04/18
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