認知科学講座4 心をとらえるフレームワークの展開

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認知科学講座4 心をとらえるフレームワークの展開

  • 著者名:横澤一彦【編】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 東京大学出版会(2023/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 960pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784130152044

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内容説明

「身体」「脳」「社会」のその先、第3世代の認知科学へ――

「身体」「脳」「社会」が今後も認知科学の主要なテーマであることに疑問の余地はないが、これらのテーマには収まりきらない先端的研究を第4巻では拾い上げ、そのような研究分野の第一人者による、第三世代の認知科学と呼びうる新たな潮流を提示する。大別すれば、行動実験から新たに見えてくる心理現象としての統合的認知とプロジェクション、脳と身体の相互作用である内受容感覚と自由エネルギー、数学的枠組みである圏論、機能モジュールに基づく構成論にかかわる記号創発と準分解可能性である。いずれも、従来の関連領域や認知科学の研究テーマを踏まえつつ、心をとらえるために必要な独自のフレームワークを提供する、深い洞察に基づいた提案であり、認知の本質に迫る新たな可能性を示す。


【主要目次】
序 第三世代の認知科学の可能性(横澤一彦)
1 統合的認知(横澤一彦)
2 プロジェクション科学(鈴木宏昭)
3 内受容感覚の予測的処理(大平英樹)
4 自由エネルギー原理――ホメオスタシス維持によるあらゆる脳機能の実現(乾 敏郎)
5 圏論による認知の理解(布山美慕・西郷甲矢人)
6 記号創発ロボティクス(谷口忠大)
7 全脳アーキテクチャ――機能を理解しながら脳型AIを設計・開発する(山川 宏)
「身体」「脳」「社会」のその先、第3世代の認知科学へ――

「身体」「脳」「社会」が今後も認知科学の主要なテーマであることに疑問の余地はないが、これらのテーマには収まりきらない先端的研究を第4巻では拾い上げ、そのような研究分野の第一人者による、第三世代の認知科学と呼びうる新たな潮流を提示する。大別すれば、行動実験から新たに見えてくる心理現象としての統合的認知とプロジェクション、脳と身体の相互作用である内受容感覚と自由エネルギー、数学的枠組みである圏論、機能モジュールに基づく構成論にかかわる記号創発と準分解可能性である。いずれも、従来の関連領域や認知科学の研究テーマを踏まえつつ、心をとらえるために必要な独自のフレームワークを提供する、深い洞察に基づいた提案であり、認知の本質に迫る新たな可能性を示す。


【主要目次】
序 第三世代の認知科学の可能性(横澤一彦)
1 統合的認知(横澤一彦)
2 プロジェクション科学(鈴木宏昭)
3 内受容感覚の予測的処理(大平英樹)
4 自由エネルギー原理――ホメオスタシス維持によるあらゆる脳機能の実現(乾 敏郎)
5 圏論による認知の理解(布山美慕・西郷甲矢人)
6 記号創発ロボティクス(谷口忠大)
7 全脳アーキテクチャ――機能を理解しながら脳型AIを設計・開発する(山川 宏)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

9
認知科学の新しい枠組みとして、多少異分野でも、多少ズレていても、多少胡散臭くても幅広くトピックを取り上げている。現状の認知科学に近しい話題から順番にトピックが並んでる様だ。個人的にはプロジェクション科学(2章)、内受容感覚の予測処理(3章)、自由エネルギー原理(4章)、圏論による認知の理解(5章)、記号創発ロボティクス(6章)が一連の流れで興味深い。7章の全能アーキテクチャはただの色物で浮いて見える。2章〜6章を統合的に理解できれば視野が広がるだろう。設計論的には6章に出てくるSERKETが気になった。2024/10/19

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