新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか

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新版 ヒロインは、なぜ殺されるのか

  • 著者名:田嶋陽子【著者】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • KADOKAWA(2023/04発売)
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  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046060945

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内容説明

自立して自らの人生を生きようした魅力的なヒロインたちは、映画のなかで、なぜみんな死んでしまうのか? 出てくる映画を1本も知らなくても、今読んでも、刺激的な発見に満ちたフェミニズムの名著が待望の復刊! 現代も繰り返し描かれる、男社会の勝手な女性観、消費されるヒロインたちをフェミニスト目線であざやかに読み解く。復刊にあたり、本書と合わせて見たい映画30本を紹介する最新「Feminist Film Guide」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イエローバード

10
30年ぶりに復刊された本で、往年の名作とされる恋愛映画の数々をフェミニズムの観点から読み解く。「聡明な美女は男性をおびやかす存在だから、最後はひどい死に方をさせられた」というのはたしかに納得なのだが、見たことのない古いフランス映画が多いのが残念だった。ただ紹介された各映画のあらすじを読むかぎり、ヌーヴェル・ヴァーグともてはやされていたらしいが、こんなのがよく名作とされていたなとびっくり。本書自体はとても深く考察されていて、読んで損はなかったです。2023/08/19

Mayo Nishino

2
名作映画からフェミニズムの観点から読み解いた本。正直、女性差別はいけないと思いながらも男性批判にもなりかねないフェミニズムの主張は読んでいてヒヤヒヤする。ただ自分にはないものの見方を知ることができて面白かった 2023/09/14

あきら

2
最初に出版されたのが1991年で昔の映画をフェミニストである田嶋陽子が分析・批評している本。10代、せめて20代前半の時に読みたかった。 経済的に厳しいせいもあるが、女性も仕事を当たり前にする世代は絶対結婚すべきと思わない人が増えてきた。子どもを産むことが当たり前という価値観が徐々に日本でも薄れてきたのもフェミニズムの影響はあるだろうな…。 二人共働いてるのに家事と育児は妻任せにする人と結婚したくねえもん。 巻末に最近の映画でおすすめのものが載っているのもいい!2023/07/28

レンコン餅

1
ツイッターでこの本の事を知って、試し読みして買って読んでみたら、良かった。映画の内容に対して、深掘りしてあって、監督の視点より映画の登場人物の視点で中身を見ていく。映画のチョイスも見たこと無いモノが多かったから少し観たくなった。2023/05/07

必殺!パート仕事人

0
あまり映画に関心がないのもあるけれども、とにかく女性の抑圧具合に苦しくなってしまい、何度も休憩して他の軽い本を読みました。1990年代出版の本を読んでもいいかなと思いましたが、2020年の話も出ているので、やはり新刊を読むのが良かったです。2023/09/02

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