内容説明
原始仏教研究の第一人者である水野弘元氏が、釈尊の生涯をたどりながら、仏教の根本思想を平易に解説。仏教の開祖・釈尊を超人的な存在としてではなく、生身の人間としてとらえ、その生涯を浮き彫りにしています。原始経典から見えた、釈尊の真の姿、その願いとは──。釈尊の時代から二千年余の時を経て、なお色褪せることのない普遍的な仏教の人生観・世界観を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまえつ
2
釈尊の生涯(誕生から入滅まで)の様々なエピソードを題材にして、その教えを解説した本。大変分かりやすく、面白いエピソードも多かった。神通力の話なども興味深かった。ただ、大乗仏教の概念である仏性を持ち出して説明したりするところがあり、興ざめだと感じた。2010/06/04
Jack Amano
1
釈尊の生涯とその教えの基本原則を解説してくれています。こうしたものが、仏教の世界でも聖書のように整理されて原点とされれば、もっと理解しやすくなるような気がします。 仏教の全体像・基本的な部分を理解しやすい本かと思います。仏教の全体像・基本的なものが何たるかを知っている訳ではない私が言うのはあてになりませんが。2021/02/25
yanapong
1
南伝大蔵経を手がかりに、ブッダの生涯を通して原始仏教を概説する。2011/08/04