角川書店単行本<br> プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物

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角川書店単行本
プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物

  • ISBN:9784041134658

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内容説明

植物が「下等生物」などではなく、「知的生命体」だと知ったら、あなたの世界の見方は一変するだろう。
植物が驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握して、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っていると知ったら――どうだろうか?
気味が悪い? 伐採したり、食べたりするのが可哀想? 人間は彼らとどう付き合うか考え直すべき……?
そうしたすべての反応を引き出し、考えるヒントを提供するのが本書、『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』だ。

世界で唯一植物の知性を専門に研究する「MINT研究所(ミニマル・インテリジェンス・ラボ)」の代表研究者、科学哲学教授の著者が描き出す植物の知性についての先端研究内容は、ページごとに私たちを驚かせる。植物研究の成果にとどまらず、植物を他の動物やコンピュータ、人間の脳構造などと比較することで、植物のイメージを「声なき背景である下等生物」から「プランタ・サピエンス(賢い植物)」に引き上げていく。

植物は脳を持たず、人間や動物のように動き回ることもできないが、人間とは異なる驚くべき内面世界があることが今、明らかになりつつある。
植物は計画を立て、学習し、仲間を認識し、リスクを評価し、決断を下すことができる。そして本書の導入部分で明らかにされているように、植物を「眠らせる」こともできる。
我々が思うよりもはるかに、植物は活発に、規則正しく、そして「知的に」生きているのだ。

人間が「動物中心主義」の古い考えを脱し、本当の意味で持続可能な社会を実現するために、植物という「知的生命体」を見直し、理解し、協力関係を築くことを大胆に提案した本書は、人類にとって初めての「教養としての植物本」である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

小太郎

34
NHKの「植物に学ぶ生存戦略」や「超進化論 植物からのメッセージ」などで取り上げられている植物の知性というテーマに興味があって読みました。読んでみてやはり植物には動物とは全然違っているけれど知性と呼んでいいだけの能力があるんだと驚きました。植物が認知機能を持ち主体としての概念があることを反論や反証を丁寧に拾い上げ(ダーウィンの頃からこういう論争があったのも驚き)きっちりと論証しているのは素晴らしい。人類の知性とはまったく異質の存在植物全般との関わりを今一度考える為の良き指標になる本だと思います。★42023/10/20

mkisono

5
少し前のNHKスペシャルで、植物同士がコミュニケーションしている様子を紹介していたが、この本でも植物の様々な能力が紹介されている。植物に知性や意識はあるのか? そもそも意識とは何かが定まっていないように思うので、結論が出ない議論とは思いますが、植物をもっと尊重すべきかもなと思いました。そのためには認識を根本から改める必要もありそうで、例えば植物は「頭を土に突っ込んだ生物」と考えるアイデアには驚きました。2023/05/09

yooou

4
☆☆☆★★ 植物の持つ能力について我々はまだまだ知らないことがあると思う。しかし意識があるとするのはちょっと無理があるというか定義の問題のようにも思う。2023/09/03

亜済公

2
刺激的な本。だが引かれている植物の研究が指し示すのは人間と動植物との間に明確な線引きがなされないという一点であり、むしろ「知性」という言葉が幻想であることの証明であるように思う。そも、「知性」などという未定義の概念を拡張しようという戦いは、原理的に明確な敵を持つことができない(ゆえに明確な到達点もありえない)意味で不毛ではないのか。2023/09/10

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