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内容説明
「話すほどでもない幸せ」がちゃんとある。
Webメディア「kufura」で2020年~3年間にわたって連載した子育てエッセイの書籍化。
コロナ禍での学校生活、著者の離婚、働く母の葛藤、口げんかと家出…
日々の暮らしの色々が、母と息子の「会話」を通して、リアルに伝わってくる。
「子どもが生まれてわかったのは
“たしかにできなくなったこともあるけれど、
それ以上に、できるようになったことの方がずいぶん多い”
ということだった」(本文より)
息子の言葉を聞いて笑ったり、考えさせられたり、悩んだり…。
どこの家庭でもあるそんな日常の中にある
「話すほどでもない」幸せを、気づかせてくれる一冊。
【目次】(抜粋)
三年生のキミとママ
・「僕の気持ちを勝手に決めないで」とキミは言う
・「キミを守る」と誓ったけれど
・この一年で一番勇気をふりしぼった日
四年生のキミとママ
・自分で中学校を選んでみたい!
・「しまった。そういうことを言いたかったんじゃない……・」
五年生のキミとママ
・遺言だと思って書いている
・息子の“小さき声”を聞く
・シングルマザーなのに贅沢して大丈夫?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サラダボウル
13
シングルマザーの著者と、男子の3.4.5年生の3年間。うんうん、この時期は大変だけど、まだ一緒に遊べて楽しいんだよねー。五島列島の夏休みプログラム、楽しそう!wifiがゴミって理想✨ヒマな時間が必要です。手間でケンカも増えるけどね。中学受験は、ちょっと気になった。でもそれも経験なのかな。コロナ禍の学校の、困難だけど先生方や親たちの結束や、ウクライナ戦争など、小学生たちの今を知れてよかった。そして世界はいいものだよって伝えられるママが素敵です。2023/08/27
7a
6
基本的に尊重、肯定。息子を愛してはいるが自分とは別の個体で、似ているからと言って同じではない考えを持つことをちゃんと理解してる。私も理解はしているつもりなんだけど、「早くしなさい」とか「何でできないの」とか大人の都合で考えてしまう。せめて子がどんなことを考えているのかをもう少しじっくり会話できたらなあ。2024/06/05
キヌモ
6
コロナ禍のシングルマザーと息子(3年生から5年生)の話なんだけど、グッとくる話が続く。子供ってこんなこと考えていたんだ。全く子供の気持ちを考えないで過ごしてきてしまった。今頃になって反省しきり。日々の生活に追われていて子供と向き合ってこなかったことが本当に悔やまれる。子供は同じ時代を共に生きる同志であるという認識が少なすぎた。残念至極である。2023/07/05
meiko37
5
シングルマザーの作者と、9歳の息子との3年間の記録。息子さんの言葉が、しっかりしていて、私の小学生の時より、大人だなとおもったり、かわいくて、幼いなと思ったり。母である作者に、時々、優しい言葉をかけ、男の子って、優しくて、可愛くていいなと思った。 子供のいない、私でも、人との関係性など、いろいろ考えさせられ、勉強になった。2023/07/17
Tatsuya Hirose
4
【ママと息子氏の物語】 子育て未経験の独身オッサンにとっては「未知の世界」。なのにせまってくる身近感。しかも、かなり面白い。不思議な感覚で読み終えて気づいた。僕は「息子氏目線」でこの本を読んでいたのだ。「僕の母はどんなことを考え、そして、悩みながら僕を育ててくれたのだろうか」と考えたとたんに急に涙が出そうになった(あ、母はまだ存命です…)。奇しくも僕と同じ誕生日のこの本を読んで、僕自身がまだ少しオトナになれそうな気持になった。世界はよい方向に向かっている。そんな世界でオトナになることは楽しいはずだ。2023/03/31




