今日、僕らの命が終わるまで

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今日、僕らの命が終わるまで

  • ISBN:9784796880435

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内容説明

マテオとルーファス。
〈デス=キャスト〉によって死を宣告された少年たちは、残された1日を懸命に生き抜きます。
自分だったら、最後の1日をどう過ごすだろう。誰に会いたくなるだろう。
けれど、〈デス=キャスト〉のないこの世界では、その日がいつ訪れるのかはわかりません。
だからこそ、今日が最後かもしれないという気持ちを持って、毎日を生きなければなりませんね。
また、何気ない会話や描写の中に、はっとするようなフレーズがちりばめられているのが印象的。それらを栞のように、大切に心にしまいました。
彼らのエンド・デーがどんな結末を迎えるのか。
ぜひ皆さまご自身の目でお確かめくださいませ。
――斉藤壮馬さん(声優)

この小説を大人になる前に読むことができるのは、どれだけ幸せなことでしょうか。明日も生きよう、精いっぱい生き抜いてやろうと誓える物語でした。
――けんご@小説紹介さん(TikTokクリエイター)

★全米100万部突破!
★2021年米国で最も売れたYA小説!
★NY Times ベストセラーリスト15カ月連続1位!

真夜中0時過ぎに、その日死ぬことを予告するサービス「デス=キャスト」が普及した世界。死を告げられた二人の少年、マテオとルーファスは、最後の時を共に過ごす相手を見つけるアプリ「ラストフレンド」を通じて出会う。内気な性格から、今まで友人をほとんど作れず、自分の殻に閉じこもってしまったマテオ。家族を失い、とある出来事から最後の一日に里親家族からも引き離されてしまったルーファス。克服したい過去や、後悔、叶えたかった夢――様々な想いを胸に、二人は最後の一日をどう生きるのか? ラストがわかっているのに読めば必ず涙する、二人の儚い物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
真夜中0時にその日死ぬ人に通告が来る「デス=キャスト」が普及した世界で、死を告げられた2人の少年が最後の一日を共に過ごす友人となるストーリー。自分なら、残されたたった一日をどのように過ごすだろうかと考えさせられた。彼らは死ぬことになって初めて出会い、それが人生で一番大事な出会いとなったことだろう。死を告げられなければ2人が出会うことはなかった。だが2人は出会い、その先には死が待っている。そのことが、悲しかった。切なさで胸がいっぱいになる、そんな物語だった。★★★☆☆2023/06/01

イエローバード

10
真夜中0時になると、その日に亡くなる人に通告が来る世界。その通告を受けたワル系のルーファス17歳とひきこもり少年のマテオ18歳は、最後の一日を一緒に過ごす相手を見つけるアプリで知り合う。そしてこれまでの人生でやり残したこと、やりたかったことに挑戦しようとするが……。ふたりが若いだけに、カウントダウンのどきどき感が半端なく、とってもせつないです。毎日無駄にしてはいけないなと思わせてくれる、全米で100万部突破のYA。2023/08/07

ぽけっとももんが

5
午前0時に電話がかかってくる。「こちらはデス・キャストです。残念なお知らせですがこれから24時間以内にあなたは早すぎる死を迎えます」どうしよう。24時間は短すぎるけれどもではどれだけあれば満足できるのか。そして毎晩びくびくするのかな、電話がなければその日一日は生きられる。とはいえ毎日が細切れになるのは、執行を待つ死刑囚と同じだ。マテオとルーファスが会えたのが最期の日を共に過ごすためという皮肉。あれこれパラドックスじゃないのと思わなくもないけれども、わたしも彼らと長く濃い一日を一緒に過ごしました。2023/07/23

一柳すず子

4
設定すごいな。人生最後の1日で運命の人に出会っちゃった。最後の不穏な感じが単なる青春もので終わらない怖さだった。死ぬ人は知らせが来るけどお父さんみたいに寝たきりになるのとかは分からないものね。ヴィクター。2023/07/09

しじま

3
24時間以内の死を宣告されたマテオとルーファスはアプリを介して出会い、ラストフレンドとなった。彼らが二人で協力して人生最後の1日を有意義に過ごそうとするという話。分厚いが文字数はそんなに多くない。一気に最後まで読んでしまった。彼らが9月7日中に死ぬという運命は絶対に覆らないという前提を呑んで読み進めたはずなのに、やっぱり所々涙ぐまずにはいられなかった。読後、心が燃え尽きて灰になるやつ。2023/06/21

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