内容説明
イランの首都テヘランで生まれ、宗教的迫害にあい、小学校卒業とともに渡米する。
ニューヨークの移民の町で、青春時代を過ごす。同じ町にあのトランプさんが住んでいた!英語を必死に勉強し、アメリカでビジネスを大成功させる。そして、ハワイの地でイラン人女性と運命的な出会いをし、結婚後すぐに、日本へ。故郷のカスピ海と同じ匂いがした、香川・高松で暮らすことを決意。
英語を教えながら、少林寺拳法を教わる。漁師さんや、高松市長さんとも大の仲良しになり、サラリーマンとして働く。そして、ペルシャ絨毯やオリーブオイルの販売を手掛ける会社を設立。気がついたら、日本の友達がたくさんできて、外国人初のロータリークラブ(高松南)の会長にもなっていた!
大好きな日本語は「おかげさま」。毎日、「おかげさま」と手を合わせていたら、どんどん幸福なご縁と、チャンスがやってくる。なぜこんなにも、日本を愛している? 日本の素晴らしいところって、どこ?見知らぬ土地で、どうしてビジネスが成功して、子育ても順調にいったの?……ちょっと、いや、かなり不思議な外国人、ソバハニさんが教えてくれる、日本人が忘れた、日本人らしい生き方。
ほんとうの幸福の探し方とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エリク
26
ビジネス成功法について2020/02/04
酔うた
1
マスウド氏とその奥さんとは何年かのつきあいになる。イラン人とひとくくりにできないものを持っておられるのだろうが、日本人との違いを越えて、多くの共通点を見出すことができる。バハイ教というものの彩が大きいのかとも思うが、基本的な人間性の良さというものが底に流れている。違いは・・・、明るくて、エネルギーにあふれ、前向きであるという度合が桁外れであるということ。この本の表紙の色のように、澄み切った青空のような人たちである。2017/09/22
furip
0
ソバハニさんのお話しや考え方、素晴らしいなと驚いたり、やっぱり人間だからそんなこともあるんだなー、など、読んでいて不快になるような要素は一切なくて、終始ゆったりとした気持ちで読ませていただきました。2021/09/29
Yoshiteru Hayashi
0
イランで生まれ。宗教弾圧を恐れアメリカへ渡り企業。日本に渡って40年以上になるペルシャ人のマスウド・ソバハニ氏の渾身の著作。人生訓満載の素晴らしい一冊です。2021/03/20
ころりん
0
ペルシャ絨毯ショールームでナヒード夫人に出会い、イランから日本に来たエピソードにビックリ。 戴いた本書で、ご主人サイドからのお話しに、もっと感嘆。 日本人への敬意、数奇な運命、高松での事業。 こんな方がいるなんて。 牧師のぼくとの出会いは、彼らには「バハオラのおかげ」、ぼくには「イエス・キリストの神の恵み」と信じる。 すばらしい道徳のバハイから、道徳を超えた「キリストの恩寵」を告白するキリスト教の独自性を考えると共に、ねたみ・中傷・争いを、命がけで忌避するなど、道徳面では脱帽することが沢山。2019/06/09




