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内容説明
扶養の範囲内で働きながら世帯所得を最大化したい人に向け、「配偶者控除」及び住民税や社会保険の影響を解説し、「つまりいくらまで働いて大丈夫?」か見積もる本です。収入ケース別のシミュレーションも掲載しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたま
38
現在労働組合で最低賃金について学んでいるが、最低賃金の上昇を阻害する一つの要因として、配偶者控除や社会保険等があるのではないかと考えた。所謂「130万円の壁」とか「150万円の壁」と呼ばれるもの。それらがどのようにして出てくるのか、またそれらに対してどうしていったらよいのか、その基礎的なことを教えてくれる。もちろん配偶者控除について知り、それをかいくぐるような働き方も考えられるが、賃金上昇を求めつつ、それらに対してどう働きかけていくのかが大切だろう。でないといつまでも「103万円以内で働く」となる。2023/12/30
itchie
6
複雑怪奇な制度を最大限わかりやすく解説してくれている。所得税に関しては、配偶者特別控除の導入で壁ではなく階段状になっているが、社会保険料(106万円or130万円)と、配偶者手当(会社によるが103万円が多数)については完全に壁。稼ぎ手が年収600万円の場合、合わせて30万円くらい一気に減ることになる。ただ、立憲民主党の案のように社会保険料の壁を階段状に変えたって、働き控えがトクなことに変わりはない。パートタイマーの配偶者に対する何重もの優遇を止めて、それを子育て世帯への支援に振り向けるべき。2024/12/01
南風
4
お金のこと 税金のことを しっかりと理解したいと思い 読んでみた 。なんとなくわかっていても、資料を見ないと きちんと 正しい数字が出てこない。何も見なくても すらすら出るくらい、 頭の中を整理したいと思う2023/05/26
みうら
3
配偶者控除、配偶者特別控除、配偶者手当の3方向から様々なモデルケースを考えた上で、夫婦それぞれがどの程度の収入を得るかよって可処分所得がどのくらいになるかを考えた本。多種多様な働き方がある中で、一番適度な収入額はいくらなのかを考えるのに参考になりそう。様々な壁の説明もあり。制度の説明としては深い内容ではないが、概観を知る上では有用。2024/07/10
M A
2
図書館で借りて読んだが、買って手元に置いておきたい。配偶者控除については、扶養の範囲内で〜、が合言葉のように使われているけど、正しく理解されていない気がする。平成30年度改正はもちろん反映されていて、最新の本だと感じた。著者の例示する計算例に間違いがなく、信頼できると感じた。2023/08/14