ホーム社<br> 生命の旅、シエラレオネ

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生命の旅、シエラレオネ

  • 著者名:加藤寛幸【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 集英社(2023/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784834253719

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内容説明

ひとつでも多くの生命を救いたい。国境なき医師団の小児科医のエボラとの壮絶な戦いや葛藤、かわいい患者のこどもたちの姿を通し、生命とは何か、利他とは何かを問う感動のノンフィクション。2014年12月、西アフリカのシエラレオネ共和国。致死率の高さから「殺人ウイルス」と恐れられるエボラウイルス病の治療センターに、「国境なき医師団」の小児科医として著者は派遣される。あっという間に生命が奪われていく壮絶な現場で出会ったのは、家族をなくしながらも必死に耐えて明るさを失わず、他のこどもの世話を買って出るこどもたちだった。前任地の南スーダンでの活動によるPTSDに苦しみ、生きる意味を見出せなくなっていた著者は、彼らによって次第に再生へと導かれて行く――。第20回開高健ノンフィクション賞最終候補作。

目次

第1章
1 入国
2 夜明け
3 喘ぎ
4 感触
5 シエラレオネ
第2章
1 脱走
2 エボラ
3 ルーティーン
4 爆弾
5 トリアージ
6 アウトブレイク
7 ビール・タバコ・コーヒー
8 視界
9 こどもたち
第3章
1 志望動機
2 proximity
3 点滴
4 イサトゥ
5 絶望
6 哀しみ
7 警告
8 生命
9 急変
10 ソリー
11 仲間
12 ナイロビ・フライ
13 こども・家族
14 サオ・ムサ
第4章
1 こどもたち2
2 ソリーッ!
3 ハナタレハッサン
4 痙攣
5 一二五〇グラム
6 扇風機
7 退院
8 摩擦
9 通達
10 強制帰国
11 アドバイス
第5章
1 デブリーフィング
2 トレーニング
3 アンネ
4 命の選択
5 砂漠に水を撒く
6 終わりと始まり
7 ヤブ医者
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tαkαo Sαito

18
会社のMgrから薦められた生命の旅、シエラレオネ読み終えた。稀に出会う素晴らしいノンフィクションだった。できるだけ多くの人に読んでほしいと思う。 エボラウイルスのことすらろくに知らなかったが加藤さんと共にアフリカ医療の最前線の一部に触れられた気がする。 本文より「お金になりそうにない薬やワクチンの開発は進まない。研究・開発費をかけて新しい薬を作っても、かかった費用を回収できないからと言われればそれまでだが」「富める者は貧しい者を見捨てることで、ますます富む」2023/08/05

こづこづ

6
シエラレオネでのエボラウィルスへの戦い、国境なき医師団。実感なきスマホ内の実情を、実体として感じることができた🤔何不自由なく、のほほんと過ごしている自分に何ができるのか、どう繋がっているのか…頭の片隅でもいいから意識していきたい!2025/04/19

takao

4
ふむ2024/03/02

Maumim

4
夢中で読んでしまった。エボラ出血熱による死に直面した人々に対応する医療現場の人々の情熱。その精神には心から敬服するけれども、日本に残された筆者の幼い子と妻が気にかかる。2023/12/15

りっちー

3
国境なき医師団の日本代表を務めた方の体験記。 世の中の関心から離れてしまったシエラレオネの現場で、エボラと戦う医師と患者のドキュメント。人としての情、医師としての義務感、それを許さない現実との狭間で、エボラと対峙するお話。 電車の広告につられて読んだけれど、読んでよかった。2023/04/23

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