内容説明
PTG(心的外傷後成長)という概念を手がかりに私たちの風土に根差した心の立ち直りとそれを支える心と身体の健康について考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジターレ
6
著者の提唱する「基本的自尊感情」の概念にPTGの概念を結びつけて解説した良書。傷は残り消えることがないけれども、金継ぎのように味わいのある人生を送れる可能性がある。傷を忘れる、傷の記憶を消すのではなく、傷を抱えながら生きていくとき、金継ぎのメタファーは自己受容と勇気を感じさせてくれる。2024/12/27
Go Extreme
1
心が傷つくとは: 心の構造 ①自尊感情が中心にある ②自己肯定感かそれとも 心を育てる向き合う関係と並ぶ関係 ①基本的信頼の獲得 ②共同注意の獲得 ③自我の確立 自尊感情が傷つく ①「すごい自分」が傷つく ②「ありのままの自分」が傷つく 傷つくこととPTG: 傷つくことは避けられない 直接的触れ合いによる傷つきからのPTG 傷つきからの「成長」 心の健康とは: 健康とは 生産的な対人関係 対人関係の距離と身体性 これからの心の健康とPTG: 関係性の混乱に対処する 心の健康とPTG2022/07/09