内容説明
観光地を「見る」だけで終わりにしていませんか?
旅先として人気の遺跡たちが見てきた≪歴史の流れ≫や
「絶景」と言われる場所の背景にある≪歴史のダイナミズム≫を知れば
名所を目の前にした時の解像度が上がります。
知識を携え、人生を彩る旅に出かけましょう。
(「はじめに」より抜粋)
海外旅行好きの人は、国際交流がうまくできないもどかしさを感じたことがあると思います。しかし、「歴史を勉強しておけばよかった!」とその時は思っても、歴史の分厚い教科書ではなかなか勉強が進まないかもしれません。そこで、「歴史を知ることで旅を豊かなものにしたい」人のために、この本を書きました。
本書は「ただのガイドブック」「ただの世界史の学び直しの本」ではありません。その絶景や建造物が「どのような背景で生まれ、どんな歴史を見てきたのか?」がわかります。それを知り、実際に見たとき、本当の旅の醍醐味を感じることができるでしょう。あなたにとって旅を100倍楽しくするためのパートナーとなるものであると確信しています。
≪CONTENTS≫
第1部 世界史のターニングポイントをめぐる旅
第2部 絶景からダイナミックな歴史を感じる旅
第3部 知的好奇心をくすぐるワンランク上の旅
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
25
ハワイ島の族長カメハメハは、イギリスとの防衛援助協定締結後、マウイ島やオワフ島に進行し、1795年にハワイ王国を樹立すると、1810年にはカウアイ島を手中に収め、ハワイ諸島を統一した。1820年には、キリスト教の布教が始まり、伝統的な社会構造は壊され、欧米的な教育、政治・経済へと変貌、日本やフィリピン、アメリカからの移民も多くやってきて、王政は廃止され、立憲君主制が導入された。その後、アメリカ移民がアメリカからの支援を受けて、イオラニ宮殿を包囲してハワイ革命を挙行、1898年にアメリカ合衆国に併合された。2023/12/15
みどりちゃん
8
イタリアのヴェローナ市に行ってみたい。シェイクスピアの小説「ロミオとジュリエット」のジュリエットの家がある。ヴェニスの商人を読みながらベネツィアをわたり、フィレンツェでルネサンス芸術を巡りたい。2023/03/26
DEE
7
当たり前だけど、どの国にも現在の形になるまでには様々な歴史があるわけで、それを少しでも知っていると旅はもっと面白く深いものになるという意見には強く同意。円安やら物価高やらで海外旅行のハードルは上がってしまったけど、たまには頑張って行きたいよなと思う。2024/04/04
ソニックゆうすけ
3
面白いんだけど、そんな知識も無い自分でも基本中の基本な気がしました。世界史も勿論触れているけど観光ガイドレベル。まぁどこも行ったことないんで偉そうな事は言えませんが。もう少しタイトル通り歴史を絡めて欲しかった。あと地図もあるのに紹介している場所が載ってない事が殆どで不親切に感じました。2024/01/05
ハラモ
3
行ってみたい場所がたくさん。 カテゴリーの仕方が面白かった。たくさん旅をしている著者ならではで、説得力がある。2023/09/17