内容説明
約4万人の人生を変えてきた人気テーブルマナー研究家が「世界のビジネスエリートの食べ方とふるまい」を通して、「マナーからにじみ出る教養」について説く本。
各国の大使や国内外の要人らとの多くの会食から、著者が得た知見は「食べ方は生き方の鏡である」「マナー(美しさ)とは、単なる形式ではなく、まわりへの配慮である」というもの。
・世界のビジネスエリートの食事風景とは、どんなものか?
・世界のビジネスエリートは、マナーの何を大事にしているのか?
・世界のビジネスエリートがマナーよりも大事にしていることとは?
和洋中から手食のインド料理、ハラルフード、ファストフードやブッフェまで、世界各国の料理のマナーに触れつつ、「なぜその形式に至ったのか」、文化や民族性から考える「相手への心遣い」や「他国の食文化への敬意」、「世界を変える食の本当の大切さ」についてひも解きます。
「マナーとは人をジャッジするものではない。まわりの人を幸せにする技術である」と語る著者の言葉は、マナーによって知識をひけらかすのではなく、マナーを知ったうえでマナーにとらわれない姿勢こそが真の教養であることを示しています。世界レベルのビジネスエリートに求められるのは「正しさではなく敬意」です。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keisuke
12
•人間の3大欲求の中で唯一人から見られる食欲。なので、マナーに気をつけること。 •世界各国で食事の文化は違うけど、それぞれ神様や一緒にいる人たちへ感謝すること。 •マナーを知っていても、周りへの配慮をすることであえてマナーを破ることも大事であること。 この3点のことが印象に残りました。 また、ビュッフェのように一見マナーがなさそうな食事の方が品性が出るといった内容が深いなと思いました。2025/03/24
ボブ☆FIRE目指す☆
6
オススメ度★★★★☆図書館本 この本は一言で言うなら「世界の料理知識とマナーを学べる本」です。マナーを身につける理由は、周りのすべてへの配慮である。食材への感謝、料理人へ、周りの人へなど全てという意味である。国によって、マナーが全然違うことを知った。食事を残すことがマナーの国もあることを知った。魚の食べ方、ワインの持ち方、ナプキンを付けるタイミング 、食後の生き方など実用的なマナーを学べます。食事に行く友人へ「何か食べれないものはないか」という配慮が大事だと認識できた。2024/06/08
むさみか
2
繰り返し強調されるのは 「マナー(美しさ)とは、単なる形式ではなく、まわりへの配慮である」 と言う話で 基本的なことが分かっているなら あとは場に合わせ 人に合わせるのが マナーであるっていうことですね ナーの気遣いの例で エリザベス女王の逸話が入るのが さすがですよね2023/09/05
だの
1
本のアウトレットコーナーで出会った1冊。マナー面の常識は知っておきたいということで購入。マナーの定義として、周りに合わせる(あまりに相手が知らなすぎて目立たないように配慮することも時には必要)ということは初耳というか新しい刺激だった。そのあとは、各国の料理に対するマナーで、食べた、美味しかったと示すために、あえて皿等を汚していくことをマナーとしている国があったり、ワイングラスの持ち方があったりと真逆があることも知ることができた。p.s.後日マジカルラブリーのフランス料理屋の漫才が見たくなって後日見ました笑2025/03/24
しーこ
1
正しさよりも敬意 でも正しさを知っていなければならない2023/04/20