内容説明
「戦争は嫌でございます.親孝行ができませんし,何しろ散らかしますから」―これは新内の岡本文弥さんの言葉.伝えなければいけない言葉がある.そして言葉には伝え方がある.言葉の職人たる著者が,3年ぶりに紡ぎ出す六輔ワールド,いよいよパワーアップして,真摯にそして楽しく,智慧の言葉の数々を繰り広げる.
目次
まえがき
Ⅰ きちんと──「夢を改正することはありません」
Ⅱ ゆたかに──「せっかくの文化なんですから」
Ⅲ 届くように──「ラジオは吹いている風です」
Ⅳ わかりやすく──「気持ちを伝えあうことが大切」
Ⅴ 生き生きと──「つらいからこそ明るく」
かきおき または あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
40
齢をとって独り言をいうのは医学的には病気でもなんでもないという言葉は意外であった、永六輔ワールド全開という内容で楽しめる一冊である。2016/04/17
Y
29
永さんのような本当の意味での大人がいた時代は良かっただろうな。厳しくも温かく相手を思う気持ちを一途に持つ人だと思った。私はラジオがすごく好きなのだが、永さんの助言あってでのスタートでよかった。伝える力を養うことだけでなく、原点に立ち戻って言葉を正しく理解する力も身につけなくてはいけないと思った。そして方言を使わないようにする教育があったことを初めて知った。なんて悲しい教育なんだろう。自分が生まれ育った土地の言葉を使うことが出来ないなんて、どんな理由があったとしても認められるはずがない。2018/02/02
Re
1
最近、テレビを面白いと思わなくなったなあ。確かにラジオは身近なことが多くて、聴けばけっこうおもしろい。この本から特に得るものはなかったな。2018/04/09
kinkin
1
届くようにという章に、こんなこと書かれていました。 「ひさしぶりに日本に帰ってきて、テレビを見てると・・・・何か食べているか、悪ふざけをしているか、という番組ばっかりね」 まさにその通りだと思う。これから年末、年始は尚更。2013/12/27
norio sasada
0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/ea762fe7772bd9b2cc227106e1118394 https://note.com/norio0923/n/nbb7bb10086342019/11/23