内容説明
『朝鮮民謡選』を読み耽った少女時代。30歳を過ぎた頃、心に残った仏像がすべて朝鮮系であることに気づく。50代で学び始めたハングルははたして魅力あふれる言葉だった。隣国語のおもしろさを詩人の繊細さで紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kuukazoo
22
韓国語学習者としてはいつかは読んでおかねばと思ってずいぶん積読になっていた。1986年発行。NHKラジオの語学講座にハングルができたのが1984年。当時は韓国語を学んでいると言うと判を押したように動機や理由を尋ねられ困惑したというが今では推し活で十把一絡にされてしまう(^_^;)そうした学びの思い出に始まり、韓国語そのものへの興味、旅先で会った人との交わり、食や器や骨董、そして詩人たちのことなど素直で軽やかな語り。知らないことも多かったのでいつかまたこの本に戻ってくるかも。2024/08/12
柚木あんづ🍉
15
ハングルを学ぶ沢山の動機をひっくるめて「隣の国の言葉ですもの」と言う著者。朝日カルチャーセンターで学びはじめ、金裕鴻(キム・ユーホン)先生やご学友との出会い、その中で隣国の文化や日本との歴史に思いを深めていく道のりはまさにハングルへの旅。外国語を学ばれている方、或いは海外文学を翻訳される方々の動機について今まで考えることがなかったので、新たな気づきを得た気がします。浅川巧についての文章や尹東柱についての文章も印象深い。茨木のり子さん、今までなぜか苦手意識があったのだけど、想像と全く違う素敵な方でした!2026/06/13
るむ
11
韓国語を勉強している&行きたいと思っているので、読んでみました。1986年に書かれた本ですが、古い感じがせず、楽しい!料理や文化も興味深いです。しかしそれだけでなく、日韓関係にも触れています。日本の終戦記念日が、韓国の解放記念日。なんとも言えない気持ちです。浅川巧さんと東柱さんについても知りませんでした。韓国についての知識が浅すぎでした!2023/11/13
Shun'ichiro AKIKUSA
11
最高の語学エッセイのひとつだと思う。ハングルや韓国の文化について、著者の率直な目線が光っている。 著者がハングルを学びはじめた当時の状況などわかっておもしろい。いまよりずっとマイナーな語学だった。2023/04/30
よんよんおばさん
10
図書館本。著者が学び始めたのは70年代。そこで出会った教師や友人の話や、日本語の方言との類似点や、文化の違いなどが、温かい目線で語られていました。 韓国語というと北がクレーム、朝鮮語というと南がクレーム。そこでハングル講座というらしい。なるほどNHKでもハングル講座だなと納得しました。 同志社大学に留学した尹東柱の獄中死は知らなかったし、親御さんはどんなに辛かったかと悲しくなりました。2024/02/05




