読み手が受けとる「価値」を最大化する 技術文書&文章の教科書

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読み手が受けとる「価値」を最大化する 技術文書&文章の教科書

  • ISBN:9784800590855

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内容説明

【内容紹介】
読み手に価値を提供することを意識した「技術文書作成」の方法と「文章執筆」の基本・応用スキルを習得するための一冊

本書は、読み手に提供する「価値」を最大にするための「技術文書の作り方&技術文章の書き方の教科書」です。

技術文書・文章の価値とは、読み終わったときに得られたものが読み手の期待値をどれだけ上回ったかで測ることができます。技術文書とは作成するメディア(情報媒体)全体を指し、技術文章とはその中の文章部分を指します。

読み手に提供する価値を最大化するには、「技術文書の作り方」と「技術文章の書き方」にそれぞれ別々のスキル・ノウハウが存在することを認識し、要点を把握して活用する必要があります。ボリュームが大きく構造が複雑な技術文書では、「作り方のスキル・ノウハウ」が特に重要になります。

ただ、ボリュームの小さい技術文書(≒技術文章)をうまく書きたいというニーズが多いことに配慮し、本書では「技術文書の作り方」の要点と基本的なスキルを概説したあと、「技術文章の書き方」について詳しく解説していきます。

「文章を書くことは今後AI(人工知能)に任せられるようになるので、文章を書くスキルを磨く必要はない」といった意見もあります。しかし、定型文の類ならなんとかなるでしょうが、読み手の共感を呼び起こす(読み手が価値を感じる)知性的な表現や価値ある情報の選別といった知的な判断は、AIがもっとも苦手とする領域です。つまり、知性的な文章表現能力を磨いておくことが、急激な変化を伴うAI・DX(デジタルトランスフォーメーション)時代を生き抜く支えとなるのです。

本書をお読みいただくことで、読み手に価値を提供することを意識した技術文書作成の方法と文章執筆の基本・応用スキルを習得していただけることを願っています。

【目次】
Chapter0 文書・文章とは何か考えてみよう
Chapter1 技術文書・文章で伝える情報を「価値」という視点で捉え直そう
Chapter2 技術文書のタイプごとの作成手順・ポイントを知ろう
Chapter3 技術文書を作成する基本プロセスを知ろう
Chapter4 技術文章を書く前に情報を収集し整理する方法を知ろう
Chapter5 文書モジュール執筆技法について詳しく知ろう
Chapter6 わかりやすい技術文章を書くための基本スキルを知ろう
Chapter7 技術文章を書く際に役立つ指針・ルールを知ろう
Chapter8 わかりやすい技術文章を書くための文法知識を知ろう
Chapter9 簡潔で説得力のある技術文章を書くための表現スキルを知ろう
Chapter10 表記・表現の正しさを保証するためのレビュースキルを知ろう
Chapter11 技術文書・文章における著作権について知ろう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sho_kisaragi

1
ここでいう「技術文書」というのはエンジニアが出版を目指すための技術文書ではなく、社内・社外向けのマニュアルや提案書、報告書などの技術書です。 とはいえ、文章をしたためるに必要なエッセンスは詰まっているので、そういったテンプレートが準備されているだけで、技術的な文書を作成するためのプロセスや留意点をある程度学ぶことができます。教科書と銘打っているだけの範囲の網羅性はある程度あると認識しました。 ある程度の規模の文書を書いたことのある、書けるエンジニアにとってはさもありなんかもしれません。2024/05/19

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