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内容説明
「常に立ち返るべき郊外文化論の傑作」――速水健朗氏絶賛
米国においてある時期に、国民感情と結びつくかたちで大きな発展を遂げ、明確なイメージを持って定着するようになったサバービア(郊外住宅地と文化)――。
アメリカ映画を渉猟した著者が描く家族とコミュニティの光と影。
古書価格も高騰していた「郊外論」の先駆的名著が30年ぶりに復刊!
※本書は、一九九三年一一月に東京書籍より刊行された『サバービアの憂鬱 アメリカン・ファミリーの光と影』を改題の上、加筆修正して復刊したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
124
戦後に黒人や貧困層が都市へ流入したアメリカでは、中間層以上の白人が同じ人種と価値観による理想の集住地を求めて郊外住宅地を建設した。その経緯から自分たちの土地を守るため徹底的に異分子を排除した結果、共同体は汚い部分を隠し通すのが当然となった。そんな状況は長続きせず各所で膿が破裂してしまい、郊外住民の夢や希望は潰え去った。そんな現実がアメリカンドリーム崩壊の象徴として小説や映画の舞台となり惨めな残骸が広く知られてしまったが、豊かで明日を信じられた時代を懐かしみ、アメリカの内向き保守化が進んだ事情が理解できる。2024/10/19
M H
25
アメリカの郊外、アメリカン・ファミリー。詳しくない私でも何となく浮かんでくる映像がある。「シリアル・ママ」冒頭とか。本書は大量の映画、文学等から郊外に着目し、生成の背景事情や住民の意識を描出、念願かなって定着したかに見えたライフスタイルに覗く亀裂からの変質も射程に入れる。スピルバーグ、フィリップ・K・ディックらおなじみの名前もあれば、未訳作品も登場するが、要約が上手く、切り口が鮮やかなので読みづらさは皆無。今後アメリカのニュースを見たら本書を思い出すだろう。2023/04/13
スプリント
11
その時代を表現したアメリカ映画からアメリカの郊外の発展と変化を解説した本。 大量の映画が取り上げられていますが、ピンクフラミンゴをはじめとするジョン・ウォーターズ監督の作品が強烈に印象に残りました。2023/04/16
Inzaghico (Etsuko Oshita)
8
たしかに「郊外」とその文化や風俗まで視野に入れた分析作品はあまりなかった、と納得。アメリカといえば都会か田舎の二分論で語られがちだが、「郊外」というのは第三の軸になる。 郊外といえば庭付きの家、パパとママと子ども、ハイスクールのスポーツ選手とその彼女、ショッピングモールなどが象徴的だが、裏を返せば画一的、同調圧力、目に見えないけれど歴然と存在する(スクール)カーストなど、光と同じくらいの影がある。 郊外の映画を取り上げた作品紹介論として読んでも面白い。2024/04/28
さぶろうの領土
7
映画が好きな人は絶対に読んだ方がいい!特に50~90年代のアメリカ映画好きな人は絶対に読んだ方がいい!!私はこの本を読んだせいで映画を8作品見る羽目になり、小説を2冊買い、さらに3冊欲しいものリストに追加した。再販されたばかりだから買えるぞ!急げ。サバービア、郊外文化論、だとかの単語を見ると難しそうとか思うかもしれないけど、全然そんなことない。本当に多くの映像作品や文学作品を引合いに出しながら、アメリカにとって【郊外】とはどういう文脈で語られるのかが書かれている。というか単純に、映画ガイドとして楽しめる。2024/04/13
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