内容説明
踊るように闘い、祈るように働く――
気づけばティーンエージャーの息子、生活を共にするようになった恋人。自分だけのために作るナポリタン、国会中継へのやるせない憤り、20年ぶりにこじ開けた鼻ピアス。
女性として、写真家として、シングルペアレントとして、生活者として。
アラフォーからアラフィフの10年間を月々ありのままに記録した、伸びやかでパンクなレジスタンス・エッセイ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawauso
3
初めての長島有里枝さん。軽やかな文体なのに、個人的にずっしりと響く言葉が多くて、読むことができてよかったと心から思う。「もっと注意して、丁寧に生きなきゃ。さ自分が好きでもないものを無意識に正当化して生きるなんて、嫌だ。」の一文に泣きそうになった。インタビューや写真で見る長島さんはとても強い女性に見えて、思わず憧れるけど、本書を読んで、(誤解を恐れず言うならば)子どものような危うさや不安定さがあって、それが魅力的な人だなと思った。2023/12/30
ののたん
1
2012~2022までのエッセイ。 2つ目の「井の中の…」で写真審査で欠伸を何度かしたら先輩に仕事に経緯を払ってないと言われて、欠伸は不真面目の象徴と決めつけないでほしかった、むしろ脳に酸素を送って思考の回転を早めようと努力したのだから褒められこそすれ、叱られるなんて意味が分からんと思う。と書いてあり、夜中の授乳にクタクタだろうがやはり仕事中に連発するのは、しかも審査中ならアカンのちゃうん?と私は思っちゃってそこから読むのやめてしまった。それはそれで大変なのはわかるけど注意されて当たり前ちゃうかな2025/07/30
シロクマぽよんぽ
1
2012~22年の10年にわたる『すばる』の連載をまとめたエッセイ集。1000字程度の記事が計120篇収録されている(あとがき含む)。テレビの対談での、「人って一つのことに対して一つの気持ちじゃない。(写真集を作る際も)フェアな印象にしたいと思ってる」という著者の言葉が印象に残っている。この本を読んで、その言葉を改めて思い出した。フリーランスの写真家・フェミニズム・シングルペアレントの子育て・政治・恋人・家族……どの言葉も、この本の一側面しか言い表していない。生活は多面体のようなものなのだと思った。2023/08/28
trm
0
太田莉菜さんがインスタで勧めてたのを見て。色々気になる文章があったんだけど、忘れちゃった、、、。読んでいて自分自身を大事にしていて、個があって、すごく強い女性に感じた。息子さんとも距離感を保っている気がするし。デビューしてからカメラマンとして受けるべき評価が受けられなかったこと(その時代特有の男女観の違いとか)が影響してるのかなとか。 言葉が強かったりしてたまにグサっと来る時もあるんだけど、また読みたい。2023/06/04
♋︎
0
鼻炎さえなければわたしもセプタムをぶちあけたいよ😭2023/05/28
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