日本経済論

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日本経済論

  • ISBN:9784492396742

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内容説明

短期間で急成長を遂げた後、ゼロ成長、人口減少、高齢化、デフレ等の課題に直面してきた日本経済を詳しく検証する日本経済論の決定版

目次

日本語版によせて
著者はしがき
謝辞
第1章 日本経済入門
第2章 日本経済の歴史
第3章 経済成長
第4章 景気循環、バブル経済の発生とその崩壊
第5章 金融市場と金融監督
第6章 金融政策
第7章 財政制度と財政政策
第8章 貯蓄・人口動態・社会保障
第9章 産業構造
第10章 労働市場
第11章 国際貿易
第12章 国際金融
第13章 日米経済対立
第14章 失われた20年
参考文献
訳者あとがき
事項一覧/人名一覧/文献一覧
著者紹介
訳者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鳥遊 和

7
大著の為着目点のみを。バブル(資産価格とファンダメンタルズの乖離)とその崩壊は日本経済が経験した最大の景気変動の一つ。総需要停滞が供給ショックより重要。96年に不況脱したが不良債権が金融破綻起こし供給側の生産性上昇を阻害、景気低迷長びく。竹中改革は不良債権比率を大幅に減らし小泉首相のリーダーシップで経済は好転。日銀はリーマンショック後の欧米の量的緩和に対処せず民主党政権期に円高で輸出産業に打撃、大震災で経済停滞。アベノミクスで景気回復するも供給側要因で成長止まる。景気停滞の長期化は様々な政策の誤りの産物。2025/03/25

mori-ful

1
教科書。経済成長、金融政策、産業構造、労働市場などのテーマに分かれる。買って手元においた方が良いかも。 「1985年から1987年までの期間は、協調介入による国際的な金融面での協力が記憶される、第二次世界大戦後の国際金融史の中でも最も重要な期間の一つである。日本の制作立案者、経済学者、メディアは、プラザ合意を集中的に研究し、報道してきた。1949年に設定された1ドル=360円の固定為替レートや、1971年のブレトンウッズ体制の崩壊に匹敵する政治的・経済的重要性をプラザ合意は持っていた」(464-5頁)

らいらい

1
金融、財政、労働など日本経済についてが江戸時代から2010年代まで網羅的にまとまっている良書。米国大学で教科書になっているだけあり内容はやや難しく理解できない部分もあるが歴史のあのとき、なにが起きていたのか、なにをしたのか、その結果なにが引き起こされたのかがわかりやすく説明されている。過去から学べないものは愚か者であるという言葉もあるが、日本経済を担う人はまず、ここに書いてあるレベルのことはすべて理解した上で最新の世界理論を身につけてほしいと感じた。2024/02/29

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