内容説明
瀬戸内海には、小さなものも含めれば3000もの島が浮かぶとされている。岡山県は18の有人島を持ち、いずれも多様な歴史を刻み、人々が文化を創り上げてきた。ドラム缶を囲み語り合うひととき、県境の石仏、木造校舎に響く子供の声――。だが、高齢化の波は島をのみ込み、それらは急速に失われつつある。日々の暮らしや美しい景色を残すため、読売新聞岡山支局の記者が旅人となり、島の「今」を記録した。
瀬戸内海には、小さなものも含めれば3000もの島が浮かぶとされている。岡山県は18の有人島を持ち、いずれも多様な歴史を刻み、人々が文化を創り上げてきた。ドラム缶を囲み語り合うひととき、県境の石仏、木造校舎に響く子供の声――。だが、高齢化の波は島をのみ込み、それらは急速に失われつつある。日々の暮らしや美しい景色を残すため、読売新聞岡山支局の記者が旅人となり、島の「今」を記録した。