内容説明
米最高裁の判断を初公開。「戦犯裁判」の法的根拠を粉砕。「靖国神社参拝は日本人の使命!!」。中西輝政氏大絶讃!!
●京都大学教授・中西輝政氏
この本は、対日戦犯裁判の違法性を完全なまでに証明している。そして、A級、B級、C級それぞれの戦犯の定義を豊富な資料から初めて法的に確定し、その後の「歴史観」に与えた影響までも論証している。また、GHQが押しつけた『太平洋戦争史』がとんでもないプロパガンダ本であるという事実、あるいは米最高裁が下したBC級戦犯に対する判断の内容などは、日本人にとっては正に目から鱗、ではないだろうか。一級の資料的価値ある好著。日本人必読の書である!
●1970年代から80年代にかけてのイギリスは「落日の大英帝国」と呼ばれたように、今の日本と同じ悩みを持っていた。学生の学力低下、少年犯罪の増加、就職を拒否する若者の増大などに悩まされていた。当時の教科書はイギリスの植民地支配を醜い豚のように描いた自虐史観であった。サッチャーはこれを学生たちが自国の歴史や文化、宗教に対して誇りの持てる教科書、教育へと修正し、「落日の大英帝国」を立ち直らせるのである。なぜ自虐史観ではだめなのか。間違いなくその国家は衰亡するからである。――<「プロローグ」より>
本作品は、2005年7月、小社より単行本として刊行された「南十字星に抱かれて―凛として死んだBC級戦犯の『遺言』」を改題し、電子書籍化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
30
タイトルからの予想と異なり、戦犯裁判緋弾と大東亜戦争の解釈が主。より多くの事例に基づくBC級戦犯裁判の検証を期待していたが・・・。(汗)正論であり間違ってはいないが、時に感情が入りすぎているためか、視点が狭くなっている論点もある。確かに、厚生省発表の数字には改めて”戦犯”を考えさせられる。自虐かどうかは別問題としても、史実に基づく認識と、様々な視点で物事を省みる姿勢を忘れないようにしたいものだ。2015/03/29
かに
3
いわゆるBC級戦犯裁判は、報復裁判であった。風聞でさえ証拠になり、部下の犯した行為も指揮官の責任になるという前代未聞のものであった。特にマッカーサーを負かした山下・本間裁判では、あからさまな報復裁判であった。 裁判所はジュネーブ条約を無視して中立国に通知していない。よって、事件に関する権限、裁判管轄権をもたない。ジュネーブ条約にも違反しており、勝者がなんでもありなめちゃくちゃな裁判であった。2023/09/03
のらねこ
0
フィリピン攻略戦で活躍した本間中将とシンガポール攻略・ルソン島防衛の名将の山下大将。彼らは戦犯法廷で裁かれ、戦場の露と消えました。BC級戦犯については、「戦争論・靖国論(小林よしのり)」でも触れられていますが、実態はどのようなものだったのか?人の生き方についても考えさせられる一冊です。 2006/11/08
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