王様文庫<br> 面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ

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王様文庫
面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ

  • 著者名:稲垣栄洋【著者】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 三笠書房(2023/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784837930402

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内容説明

踏まれてみたり、寄生したり、あえて枯れてみたり…どんな雑草もボ~ッと生えてるわけじゃない!雑草たちのバラエティに富んだ命をつなぐための「知的なたくらみ」をユーモアと愛情あふれる文章で紹介する本。どうして炎天下でも枯れないの?なぜ横に横にと生える?地下に花を咲かせるメリットは?――全部、理由があるのです!◇「上に伸びる」だけが能じゃない◇「均一にそろわない」という強み◇ 甘い蜜、きれいな花には「裏」がある◇ 招かれざる昆虫に“お引き取り願う”ために◇「刈られるほど元気」になる奇妙な進化◇全滅を避けるための「だらだら作戦」◇「メリットのある相手」をシビアに選別◇「図鑑の分類」に収まりきらない自由さ◇冬眠ならぬ「夏眠」で負け戦を回避◇「時代遅れの強さ」を体現……読めば「身の回りの雑草」の見え方が変わります

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
朝ドラで牧野富太郎の生涯をやってからこのような植物に関心が向いている気がします。私は以前から興味を持っていましたが最近は舗装道路が多くなり以前と比べると雑草などはあまり目につかなくなりました。ただ庭などには若干ながら見られます。この本を読むと生きのびるための工夫がかなりなされていることがよくわかります。今まであまり知らなかったことについてかなりわかりやすく説明されています。楽しめました。2023/12/17

アナクマ

34
〈変化をチャンスとする、それが雑草〉植物の進化、コケ→シダ→裸子→被子、被子植物はさらに木本から草本へと。◉酸性の火山灰土壌の覇者はススキ。伸びているのは葉っぱで、茎は葉鞘の筒の中。穂を出す時季にだけ茎と生長点を伸ばす。普段は生長点が低いから、葉を刈られてもダメージが少ない草食動物耐性。◉同じくイネ科のヨシ。平野部の低地/湿地=水田や都市の適地、つまり〈瑞穂の国〉の極相種。葉と根が近く、かつ、中空の茎は根に空気を送りやすい。また、しなやかに外圧を受け流す構造。◉「雑は、整理されない力である」2024/02/12

くろにゃんこ

32
いや~本当に面白かった♪普段、目にしている雑草たちの「知的なたくらみ」命を繋ぐための手段に感動でした。明日からは足を止めて見てしまうでしょう(笑)2023/08/31

森林・米・畑

32
今まで意識すらしていなかった雑草。しかし、本書を読んで雑草の見方が変わった。なぜ多種多様なのか?進化の過程の凄まじさ、次世代に命をつなぐ執念というか、とにかくスゴイとしか思えない。雑草に学ぶ生き方のヒントもあると思った。今の時代にこそ雑(多様性)はふさわしいのだろう。2023/05/10

アナクマ

27
「そもそも、あらゆる植物は根から化学物質を滲出している。まわりの植物を攻撃するためだったり、病原菌や害虫から身を守るためだったり」2024/03/18

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