内容説明
伝説の現代文教本には続きがあった! 『現代文解釈の基礎』の著者二人による発展編であり、長年読み継がれた定評のある参考書。現代文を読むには、特殊な知識は必要ない。「考える力」という武器が必要なのだ──。70の小説や評論、詩歌などを題材に、まずは何が書かれているかを理解する「内容的意味の把握」、次にその内容がどのように表現されているかを理解する「表現的意味の把握」、そして両者の総合に必要な「考え方」を丁寧に説く。受験生だけでなく、簡単には正解の出せない問題を、言葉をつかって考えようとする全ての人へ贈る現代文参考書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
81
この本の基礎編を読んでかなり興味を持ったのでこの本も手に取りました。かなりレベルの高い文章が選ばれていると感じました。評論や文学作品が結構とられているのですが時代がやや古い気がしました。ただ読んでいると昔懐かしい感じがおもいだされます。最近の入試は英語もそうなのですが比較的やさしい文章のもので長いものが多くなっているようです。旺文社の「現代文標準問題精講」と並んでこの分野ではいい本ではないかと思いました。2023/09/22
masabi
12
【概要】現代文で出題される評論・小説・詩を解釈する方法論を解説する。【感想】「現代文解釈の基礎」の姉妹編で、こちらのほうが空所補充など入試問題に意識が向けられている。なぜある選択肢が正解で他のものを退けられるのかを問題文自体、表現、解釈から導き出す思考過程が詳細に書かれており、論理を追いやすい。2023/03/23
なるう
1
現代文の問題の解き方がメイン。あらゆる形式の問題の解法を通じて、文章読解の方法を学べた。2023/02/24
bonjin
1
再販されベストセラーとなった『現代文解釈の基礎』の応用編。古典文学や批評の名著をじっくり味わい、誤りなく読み解くための方法論が充実している。2023/02/23