科学者の責任 - 未知なるものとどう向き合うか

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科学者の責任 - 未知なるものとどう向き合うか

  • 著者名:村上和雄
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  • PHP研究所(2023/03発売)
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  • ISBN:9784569801766

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内容説明

東日本大震災による災害、原発事故を前に、なぜ科学者は立ち尽くしたのか。「想定外」を口にする科学技術者、専門家に対し、多くの国民は驚き、怒りの念すら覚えたのではないか。世界的な科学者である著者は、自戒を込めて、あらためて科学者の使命と責任を問う。あの原発事故から何を学ぶか。自然災害、放射能汚染、遺伝子操作など、「未知なるもの」とどう向き合うか。科学者とは人類にとってどういう存在で、これから何ができるのか――。遺伝子工学の世界的権威が説く、新時代への提言。 【本書の章構成】◎なぜ科学者は原発事故を防げなかったのか/◎科学者が「いま求められているもの」/◎真の科学者の資質とは/◎私のスイッチをONにしてくれた偉大なる先達/◎科学者よ、「スピリチュアリティ」から目を逸らすな/◎大震災でONになった日本人の「利他的遺伝子」/◎最先端科学には「つつしみの心」が必要である

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

7
「図書館本」科学と技術が違うのはなんとなく分かっていたつもりであった。原爆や原発は科学者の敗北とはよくぞ言ってくれたと思う。「わかったやつはつかいたなる」のはよく分かるが、始末の仕方も分からん間に使うのがどうかと思う。。。御用学者のところもよかった。命がけで救出に向かった自衛隊に誤って欲しい。子どもを抱えてオロオロ泣き叫ぶ主婦に、噛んで砕いて教えてやれなかったのも、科学の責任だ。。。吾は、ダライ・ラマと聞くだけで心が動揺し、涙するのである。(餓鬼の頃からである)2017/07/04

tetsu

4
★4 納得の内容。DNAの情報をやっと読み取れるようになったけど、読めるということは誰かが書いたということ。誰が書いたか知ることができるのだろうか。ああ知りたい。 村上和雄さんの本は3冊目。とても分かりやすく読みやすい。多くの方に読んで欲しい1冊。2013/01/24

紅茶あめ

4
科学技術ってまとめて一個の言葉だと思ってた。『科学は純粋に基礎的なことをしっかりと研究することであり、技術はそれを実用化するものです。いまは、それが混同されています。技術だけが偏重されて、科学が技術にのみ込まれてしまっています』と本書にはある。そうすると原発は基礎である科学の段階なのだろう。『地球に優しくなど傲慢』に100ナイス。人間は地球に大目に見てもらっている。人間が本来持っている利他的遺伝子をONにする生き方には、謙虚さが大事になってくる。多岐に渡る内容で、日本人を元気づける部分もあってよかった。2012/11/04

ちゃんさん

2
本のタイトルは硬いんだけど読みやすい本であった。本当の科学とはなにか、技術と科学の違いなどをわかりやすく書いてあり、色んな人に読んで欲しい本である。本当の科学者とは、自分の専門分野に詳しいだけではなく、広い知識・視野を持って研究し、どんな場面においても客観的に自分を見ている人なのではないかと思った。2013/02/26

cdttdc

1
ダライ・ラマ方法の「仏教は心のサイエンス」という言葉から冒頭にあるように、長年科学者として研究を重ねてきた著者だからこその内容。ネズミを笑わせたり、遺伝子の僅かな差だけで大したことはないなど、実に科学を身近なものに感じる。日本人の利他的遺伝子についてのパートは読んでいて熱くなる。サムシンググレートと呼ぶ存在?についてもっと詳しく知りたくなった。科学と宗教、心の考え方、エネルギーはとても近い。2012/08/07

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