内容説明
総理大臣には働いてもらわなければならない。それも最初から、全力で。しかし、巨大タンカーのごとき日本政府を操るにはコツが必要だ。政治家の意思で、霞が関は動かせるのか。そして「本物の有事」に直面した時、政治は自衛隊などの実力部隊をコントロールできるのか。歴代最長の安倍政権で内政・外政・危機管理の各実務トップを務めた官邸官僚が参集し、適切な権力行使のための「官邸のトリセツ」を公開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
34
高市さんが官邸入りの今日この頃。巨大タンカーの如き日本政府のコントロールを如何にすべきか、総理官邸の主要スタッフの副官房長官補を経験した元・官僚3名と朝日新聞記者による「トリセツ」的座談を書籍化。高市さんもお勉強中か?首相の2大ミッションは安全保障と危機管理だそうな。日頃縁無く想像も出来ないような世界の話しに感心しきり。私の古い知り合いに副官房長官補の経歴がある人がいるのだが、本書にあるような話しは聞いたことがないな。2025/10/29
うえぽん
9
ややおどろおどろしい書名だが、真面目&率直に、官邸&幹部官僚、政治家&政治メディアの改革案を議論した意欲作。座談会メンバーの経験に縛られている面があり、かつ、人選上、安保やインテリジェンスに偏りはあるが、メディアさえあまり報じない日本の弱点を鋭く見つめている点は評価できる。朝日の曽我編集委員も、政局・政策報道の一体化、キャリアパスの脱タコツボ化など、真摯に報道の課題に向き合っている感じがある。いずれからも理解できるのは、役人も記者もタコツボから脱して、海外の実情を含めて広く俯瞰する視点を持てということ。2023/06/25
SGR
4
同僚に勧められて読みましたが、大変面白かったです。今の職場が関係する話が多数出てきて、腹落ちすることがたくさんありました。確かに国家という大きな船を動かすのに船長が1〜2年で変わっていたら、迷走して目的地に着くことはできないと思います。(ヤバい人物やボケ老人になる可能性は否定できませんが)アメリカのように2年と割り切って、任せてみるのも参考にするのもいいかもしれないと思いました。冒頭に書かれているとおり、この本は万人受けを狙っていませんが、政治家や役人、メディアの使い方を学ぶだけ助けになりました。2026/01/21
Masayuki Shimura
4
【私が一番問題だと思うのは、内閣人事局で登録しているプールの中に本当に適材がいるのか、という点です】(文中より引用)・・・・・当事者による回顧録が少ない日本において、官邸という政権の中枢から見える景色を語った本書がとても貴重。政治改革が道半ばであると同時に、当事者たちとして「待ったなし」の焦燥感に駆られていることがよくわかる対談本でした。2023/04/05
カツ丼
3
伊藤博文や吉田茂など歴史に残る総理の在位最長記録を更新した安倍総理を側近として支えて、多くの見聞や課題をまとめた懇談形式で記録したもの。リアル感があり、国家存亡などリスク管理を中心に焦点を当てており、多くの人の参考になると思う。2024/05/16




