田辺聖子のエッセイ 食べるたのしみ

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田辺聖子のエッセイ 食べるたのしみ

  • 著者名:田辺聖子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 中央公論新社(2023/02発売)
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  • ISBN:9784120056215

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内容説明

人生には二つのたのしみがある。一つは食べること、もう一つはおいしいものをこしらえること――。
通いつめた神戸の市場、奄美の豪快な豚料理、夏のスダチ酒とぬか漬け、なんといっても大阪のうどん。つくるのも食べるのも大好きな著者の、食にまつわるエッセイを精選。「献立メモと買い物の記録」「おもてなし日記」を初収録。


台所と女性/おにぎりと私/蜜柑の思い出/イチジクとうどん/すぎにし方恋しきもの/春の菓子さまざま/大阪のおかず/夏の食卓の楽しみ/思いがけぬ美味/たべる/ラーメン煮えたもご存じない/のこりもの/わたしの朝食/食事憲法/松茸の風流/とりこみ主義/「梅干し」と私/春野菜/過ぎた小さなことども/神戸
   *
献立メモと買物の記録


食べるたのしみ/駅 弁/ニューヨークのマグロ/中国式朝食/茫然台湾/むき身すり鉢一ぱい五文/手料理/大阪・私の好きな店/てっちりオバン/てっちりパーティ/大阪のうどん/食卓の光景/永遠の美女/トトト……/田舎の風流/オトナの酒

おもてなし日記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

44
食べることに関するエッセイでした。美味しそうな食べ物から、おせいさんは食べることが楽しくて大好きなんだろうなと思います。そんな些細な幸せを分けてもらった気分になりました。2023/02/05

よこたん

42
“私は、チマチマ、コチョコチョいろんな種類がきれいに入ってる幕の内弁当なんか好きだから、駅弁を買ってたべるのをたのしみにしている。” エッセイ。大阪弁の本が好きやと言うてて、いっこも田辺聖子を読んでへんのはアカンわな。もう帰られへん昭和、私らが子どもの頃の大人の世界を覗くような気分。せわしない日々の中でも食べるんを大事にしてはった姿(それとお酒呑むんも)、料理をこしらえるのんも楽しんではった姿。オッチャンや親しい人らとの掛け合いに笑う。「てっちりオバン」「とりこみ主義」「大阪のおかず」が、かなり好み。2023/03/20

くさてる

23
ずっと読んできた田辺聖子のエッセイだけど、新たに編まれた一冊ということで、久しぶりに手に取った。ちょっと驚いたのは、ここで描かれている食事の風景、思い出が、自分が昔、昭和初期の文学者のエッセイを読んだときに感じたような遠い時代のように思えたこと。それはまあ、数十年前のことなんだからそうなのかもだけど、田辺聖子もその枠に入るようになったんだなあと思いました。内容はおせいさんらしい食の楽しみ、蘊蓄というよりはこだわり、好きなものを語るもので、楽しく読みました。2023/02/28

ズー

20
読み始めは、なんか厳しい姑感あってとっつきにくいなー…と思ったが、読めば読むほど面白い!食に限らず、女として人として生きていく助言みたいなものももらえたような。とても食や季節を大切にする方だったんだなぁと。2023/02/20

たっきー

11
食べ物エッセイ。食に関心のある人のエッセイは楽しい。きつねうどん、鱧、鯨のコロ等関西の食だなぁと思うものがたくさん登場。献立メモと買い物記録を見るのも面白い。当時との値段比較や、食べなくなったものを見つけたり(白アスパラガスの缶詰、今は食べることないな)。2023/04/04

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