内容説明
ネットの普及により著作権が侵害されたり、逆に知らぬ間に侵害してしまったりというケースが増えています。この本は、プロ・アマを問わずクリエイターやコンテンツ制作に従事する方が知っておかなければならない権利や法律について、具体的に「やっていいこととやってはいけないこと」「トラブルになってしまった時の対処方法」を紹介するものです。これまでの著作権関連の書籍よりもより実務ベースで、よくあるケースごとにOKなのかNGなのかを「それぞれの部門のプロフェッショナル」が答えるものとします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
100
個人ブログを運営しているのでいろいろな意味でハラハラドキドキしながら読んだw 自分が他人の権利を侵害しないようにするためには何が必要か?もちろんこの本で紹介されている法律や判例の知識も必要。だがそれ以上に必要なのは「数寄」だ。茶道や華道で使われる言葉だが、自分が手がけた作品にさまざまな工夫を凝らす、道を極めるという姿勢。その心がけと実践がもっともふさわしい。月並みな言い方だが広い好奇心と社会体験こそが己の「数寄」を養う。日常生活がルーチンワークになっしまい何の疑問を持たなくなったときにこそお勧めしたい。2018/11/02
のっち♬
94
デジタル時代の著作権の考え方、及びそれにまつわる事例集が載せられている。本書の主軸となるのはインターネットにアップロードされるデジタルコンテンツ。即ち、写真・イラスト・デザイン、文章・コピーであり、一見酷似性の判別がつきやすい分野ですら実際に著作権侵害にあたるかどうか判断するのは非常に難しい。決して生優しい世界ではない。ただ、裁判の判例や、契約時に抑えておくと良いポイント、実際に侵害された場合に推奨される行動などが簡潔にわかりやすくまとめられていて、特にフリーランスのイラストレーターには入門書として良い。2024/08/06
roatsu
21
知財関連で最新の読みやすい本はないかと探して見つけた一冊。クリエイター向けに仕事面での問題予防や紛争対応を解説する、ケーススタディから理論へとアプローチする形をとる。無論私用面もカバー。法律家ではないが仕事で関わりが多い者には本書の様な解説本が実用的で使いやすい。事件や判例の引用は、ネット全盛の時代の世相を物語る。今や誰しも著作権者になり得、同時に他者の権利を侵害し得る時代だからこそChapter6,7は読んでおくべきだろう。法律というものがどのような立て付けで対象を保護し、何をどこまでやれば違反とされる2019/05/17
小木ハム
17
一次創作者必読。ネット上の画像や文章、印刷物などは『私』の利用範囲なら大丈夫だけど『公』の範囲(不特定多数の人目に触れる)だと扱いには注意が必要。SNSのアイコンやフォロワーの獲得狙いは延長線に営利が絡む可能性があるためトラブル要因になる。社内資料に使った場合も同様で引用元や出典の記載は必要。他人のフンドシを尊重しろって事ですね。創作者は一次情報発信者から『お借りする・参考にさせて頂く』という基本感情を忘れてはいけない。ナカシマ723さんの『壁ドンイラスト事件』は参考になる。2020/07/13
梨子
4
読んでよかった度:★★★★☆ ライター、イラストレーター、プログラマーなどに向けた権利についての本。 会社が守ってくれるわけではない、フリーランスの人は読んでおいたほうがよさそう。 「歌ってみた」がOKな理由もわかってスッキリ。 2020/02/02
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