あのとき僕は - シェルパ斉藤の青春記

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あのとき僕は - シェルパ斉藤の青春記

  • ISBN:9784903002781

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内容説明

バックパッカーで紀行作家、シェルパ斉藤初の青春記!

「人はバッグひとつの荷物だけでどこでも生きていけるのだと、18歳の春に知った。」

バックパッカーで紀行作家、アウトドア雑誌「BE-PAL」などでおなじみのシェルパ斉藤はなぜ故郷を離れて旅に出るようになったのか。山村での少年時代、倒産と転校、一家離散、新宿二丁目での奨学生、未知への挑戦など、挫折しながらも明るく前向きに歩み続け、人気作家になるまでの歩みを赤裸々につづった著者初の青春記。

【著者】
斉藤政喜
1961年、長野県生まれ。紀行作家であり、地球を歩いて旅するバックパッカー。歩く旅以外にもヒッチハイク、耕うん機の日本縦断、犬連れ旅など、型にはまらない自由な旅を40 年以上続けて、シェルパ斉藤の名で紀行文を執筆。踏破した国内外のトレイルは60 本以上、泊まった山小屋は160 軒以上、テント泊は1000 回に及ぶ。1995 年に八ヶ岳南麓に移住し、セルフビルドした家に暮らす。

目次

1 少年時代
2 中学時代
3 高校時代
4 浪人時代
5 大学時代
6 フリー時代

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もぐもぐ

32
高校時代にアウトドア雑誌のビーパルを毎月買っていたので、それ以来すごく久しぶりのシェルパ斉藤さん。冒頭のもうすぐ還暦に驚き。斉藤さんの小学生からライターになるまでのエッセイですが、高三の冬に実家の会社が倒産して一家離散し苦労されたの知らなかった。そこから突き進んでいくバイタリティがすごい。久しぶりにソロキャンしたくなりました。2023/08/06

yoneyama

15
たぶん奈川の出身で私より4年上の著者の青春期。70〜80年代の松本の本町や伊勢町や、縄手のシネサロン、女鳥羽川のデート現場と気持ちがわかるよ。市民タイムス連載時から楽しみに読んでいた。本になりうれしい。18歳カバンひとつで松本を捨てて汽車に乗るときのニュー・シネマ・パラダイスが泣けた。迷走を続け、勇気づけられ、納得して前に進む。誰だってこうやって進んできたんだけど、この人の「俺は自由なんだ」という捉え方がすごく良かった。とても共感する。同世代、同郷人。2023/04/17

里山輪太郎

2
著者と同世代のため、感性、時代背景がドンピシャ‼️ 大阪万博に連れて位ってもらい、「科学と学習」両方取なんてスネ夫みたいな少年期だったのかと思いきや、苦労も多かったのですね。 周囲の人々も恵まれましたね。「仰げば尊し」のK岩先生にはうるっとしました。 個人的にはナツコさんがどうしているのかが気になる‼️2023/05/19

ビーグル犬大吉

2
シェルパ斉藤さんはよく知らなかったけど、年代が近いせいか、「ウルトラQ」「科学と学習」「大阪万博」「サイクリング車」「ラジカセ」などは自分の思い出とすべて重なる。しかし、信州の村のゆったりした生活も父親の会社の倒産で一転する。新宿の新聞奨学生になって、住み込みで働きながら大学を目指す。大学時代、オーストラリアをバイクで旅するのだが、奇しくも私も1984年にオーストラリアに行った。私はパースからシドニーまで横断するのが夢だった。バイクからMTBに行く流れも同じで笑ったが、斎藤さんは紀行作家として大成功する。2023/03/20

noco

1
シェルパ斉藤さんがこの仕事や生き方を見つけるまで。 豊かな子ども時代は、自然と友達と周りの大人たちに恵まれているが、高三の冬、父親の会社が倒産してからは苦労の連続だ。夜逃げ同然、一家は離散、新聞奨学生としてがんばる。 本当に辛い時期に「僕は自由だ」と思うところがすごいし、ポジティブだ。特に頼もしかったのは兄の存在で、兄が理解のある女性と結婚したのは、私まで嬉しかった。 お膳立てされた人生ではなく、自分で切り開いていく人生。 自由には責任が伴うが、自らの足で進み続ける生き方は素晴らしい。2023/10/05

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