TH SERIES ADVANCED<br> 恐怖の美学 なぜ人はゾクゾクしたいのか

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TH SERIES ADVANCED
恐怖の美学 なぜ人はゾクゾクしたいのか

  • 著者名:樋口ヒロユキ【著】
  • 価格 ¥2,475(本体¥2,250)
  • 書苑新社(2023/02発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784883754823

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内容説明

なぜ怖いと思いながら、それに惹かれてしまうのか。
美術からオカルトまで、さまざまなジャンルを渉猟しながらその本質に迫る。

妖怪、UFO、心霊写真、美術、漫画、小説、映画…
多様な書物、文化を縦横に読み解いた“恐怖のワンダーランド”!

「恐怖は、人間らしい魅力に満ち溢れ、私たちの生に未来を与える感覚だ」

「私たちは恐怖をわざわざ味わうために、さまざまなメディアを渉猟する。
おそらくそれは、恐怖が意外な豊かさを秘めていることを、私たちが無意識のうちに知っているからだ」

===
〈恐怖〉の行きつく、弥終(いやはて)は……!?
博捜、博捜、ああ今日も、博捜あるのみ!
――東 雅夫
===

《一》世界妖怪図鑑
《二》矢追純一のUFO史観
《三》パラフィクションとしての『地獄変』
《四》七〇年代カタストロフィ文化
《五》心霊写真の父、中岡俊哉
《六》恐怖の美術館
    ムンクの描いた吸血鬼
    ダ・ヴィンチにおける愛と死
    フュースリ、エロスの悪魔
    ゴヤに魔術の自由を見る
    幻視者、ウィリアム・ブレイク
    ルドンの顕微鏡的世界
    ゲオルギオスの龍退治
《七》ポップ異端文書としての『百億』
《八》『イグアナの娘』とマゾ的支配
《九》寺山修司とエヴァンゲリオン
《十》消えていく道化
《十一》恐怖の法則
《十二》恐怖の記号論
《十三》恐怖の起源

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

17
世界妖怪図鑑、矢追純一、海外の絵画やマンガ等々を切り口に「恐怖」を語った内容。入り口は、好き者ならばみな知っているような作品が多いけれど、そこから広がっていく著者の知見が刺激的で興味深かった。章の終わりに参考文献を丁寧に記載してくれているので、自分もそこからいろいろと考えを広げていけそう。2023/03/22

有理数

11
人間が何に恐怖してきたのか、そして何故、恐怖を求めるのかを、美術や文学、サブカルチャー、エポックメーキングな出来事や書籍を題材に迫っていく。『ノストラダムスの大予言』や、UFO研究家の矢追純一、心霊ブーム、萩尾望都、寺山修司と『新世紀エヴァンゲリオン』など……。本題の考察も面白いが、著者のオカルトに対する姿勢が好きで、たとえば『ノストラダムスの大予言』なども「世界滅亡などあり得ない」などと頭ごなしに猛烈に否定はせず、それが世に生まれた意味や著者の意図、広まった理由などを冷静に見つめている。面白かった。2024/05/29

qoop

7
恐怖という感情を、感覚としては明瞭に思えるのに対象化し辛いものと捉え、百を越える書籍(そして絵画)から表象を繙き、記号論を用いてその起源や本質を探ろうと試みた論考集。著者は恐怖を誘導して他者を操る感性の悪用について触れているが、批判する側が異なる立場に誘導されていることも多いだろう。諭す側が騙されていたという恐怖の一定型を思い浮かべた。2022/12/11

於千代

3
漫画、小説、アニメ、映画、youtubeと古今の様々なジャンルを批評する小論集という印象。 恐怖に対する表現も、文化的な背景があり、国によって違うという指摘はなるほどと思う。 また、心霊番組がエビデンスがない、という理由でテレビから排除されることにも警鐘を鳴らす。 霊現象も芸術性も「物理的に測定できない存在や価値」を認めることから始まるものであり、そうした理由で排除するなら、芸術番組もいつか同じ理由で排除されるだろうという。 心霊と芸術性に類似性を感じたことがなかったので、この指摘は目から鱗だった。2026/08/08

らむだ

3
小説・漫画・美術・演劇など、幅広い分野の“恐怖”表象から人がなぜ不快であるはずの恐怖を求めるのかを記号論と美学の論理を用いて探る。2023/08/25

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